カスタマーレビュー

2011年11月13日に日本でレビュー済み
「2001夜物語」にリアルタイムで酔いしれた世代には嬉しすぎる作品。受賞から40年近く経つが、いまだもって、星野之宣、諸星大二郎は、週刊少年ジャンプそして手塚賞が産みだした異能の漫画家の双璧ではないかと思う。「2001夜物語」のころ、他の追随を許さぬシャープで流麗だった画風は、今も変わらない。星野以上に緻密で華麗な画面を創りだす漫画家は何人も登場しているが、星野之宣にしか求められないドラマ性、風格がある。
ホーガンの骨太で重量感のある作品を絵にするのに、おそらくこれ以上の描き手はいないだろう。原作は同名の「星を継ぐもの」を第1作とするシリーズだが、今回の漫画化では、エピソードの順序をかなり組み替えている。漫画作品としてのインパクトを最大化するために構想されているものと期待したい。原作では、仮説の提案、その検証と反証、あらたな仮説の提案という、サイエンスの手続そのものが物語として描かれており、ドラマとしての盛り上げ方は星野版とはかなり異なっていたと記憶している。20数年ぶりに読み返したくなった。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
83 件のグローバル評価