カスタマーレビュー

2018年10月25日に日本でレビュー済み
1巻刊行より早6年。その分、おっさんになったサクマさんと苦味さんの関係性の魅力が増しています。
天涯孤独の二人ですが、孤独が2人分合わさって、時間をかけて煮詰めると、こんなにエッチで甘くて切ない関係性が出来上がるのかと感動を覚えます。一人で孤独を味わうのは苦しいですが、2人分の孤独には暖かさがありますね。
サクマさんが作中、苦味さんがいなくなったらどうするの?と聞かれ「無ンになるだけだ」と答えていますが、後半読んでいますと、その魂の双生児のような、二人の関係性へに、愛おしさが爆発します。この世界にサクマさんと苦味さん、二人だけにスポットライトが当たっているような感覚です。
そして!1巻では、幼すぎる魅力をたたえていたリュウくんが、まだどこかに幼なさを内包しながらも(あの日、サクマさんに顔射されたおかげでしょうか笑)いっぱしのヤクザになって戻ってきました。悪しき最高の血統をもって産まれてしまったリュウくんの覚悟と切なさが美しいです。
一般的に男女関係の先には、結婚や出産があり、愛以外のもので関係をつなぐ要素がたくさんありますが、ホモの関係ほど危ういものはありません。二人をつなぐものは気持ちしかないのですから。でも気持ちしかないからこそ、これほど強く(薄く汚れて美しい)純愛を描く材料が揃うことも他にはないのかもしれません。
作者あとがきで、終わりのような気もするけど、まだ続くかもしれない、と書いてありましたが、雲田先生、一生続けてください!!!!!!!
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