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2009年1月28日に日本でレビュー済み
「凍てついた星座」の3巻目で、この章は完結。

主人公は死ねないんだけど、ロックはそれを意識しているだけ。

確かに、死ぬ主人公もいるものの、大抵のマンガや、本に書かれている人物は、死なない。その本の世界の中で、永遠に生き続ける。
ゆえに、主人公が生き続けて居ることに、かなり鈍くなってしまっている感覚があるが、それがどんなことなのか?考える必要があるのではないか。

そして、その世界の歴史の中でも、延々と流れる月日を生き続ける事にされているのが、ロックという超能力者である。
この世界と深く繋がっているために、けして死ぬことを赦されていない。そのための能力が、「セカンド・フェーズ」だと思ってきたが、超能力が、「意思の力」で決まるのなら、壮絶な怨念は「セカンド・フェーズ」を発するのにたり得るのではないか…?
死ねないからこそ、彼は人を殺すことを避けようとする。一人でも多く、この世界に長く留まって欲しいと願うように…

レオノーラを生き返らせる時のエピソードで、ロックは死後の世界を知らない旨が描かれるが、ラストでは死出の旅にゆくレオノーラと別れを告げる様子が描かれる…

これはロックの想像なのか?現実か…?

確かに「分からない」のは、あまりにも孤独だが、「知っていても、行けない」のも、また孤独である。

この戦いが済んでも、彼は死ねない。ただただ、悠久の時の中で生き続ける。上を向いて。
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