カスタマーレビュー

2018年7月29日に日本でレビュー済み
既読後はあまりのベビーなラストに気が重くなってしまった。
後味の悪いバッドエンドだという意見も見かけるが、個人的にはそうは思わない。

もしアッシュが日本で暮らすようなラストだったら?
生き延びるためとはいえ、あまりに多くの人を手にかけてしまったアッシュ。
たとえ英二の側にいたとしても、アッシュは自身の罪の意識から逃れられただろうか?

ギャングのボスとして慕うわけでもなく、道具として必要とするでもなく、
執着と支配の対象とするでもなく、ただひとりの人間として共に在ると言った英二。

どこか不完全で心が欠けてしまっていた孤独な不良少年が
生涯の友を得てついに満ち足りた、ある意味ハッピーエンドな幕引きだったのではないだろうか。

それに、あの幕引きだからこそアッシュという存在は
過去の存在となることなく、読者を含めた人々の記憶の中に強烈に刻まれ続けるのだと思う。

憎んで覇者となるよりも 愛して滅びる道を。
ラストのアッシュの穏やかな顔がとても印象に残っている。
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商品の詳細

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