カスタマーレビュー

2020年8月24日に日本でレビュー済み
アニメ化も決定して絶好調!・・と言いたいところですが、正直言ってこのまま先を読み続けてもいいのかなあ・・・という感じですね。
というのも、物語上、設定上の疑問、わからないことや矛盾が多すぎると思います。
こうした疑問も、ひとつやふたつなら読者に先を読みたいと思わせる効果があるのかもしれませんが、「?」があまりにも多すぎると、果たしてこのまま先を読み続けていいのか読者は不安になると思います。

今回はその中でも、ど~しても見過ごせない気になる点が二つあります。

まずひとつはレベッカの能力に関する設定です。
ご存じの通り、レベッカはタイムリープできるようになりましたが、実はこれまでも危険が近づいたり命を落とした時に無意識にタイムリープしてきたというんですね。
で、なぜか今回初めてタイムリープ前の記憶を引き継ぐことに成功した、と。

でもおかしいですね、これまで前回の記憶を引き継がずに時間を戻してどうやって危険を回避してきたんでしょうか?
前回の記憶がなければ危険を回避できずに同じことを繰り返すだけなんじゃないでしょうか?
それに、命を落とした瞬間にも時を戻してきたとのことですが、死んだ後に能力を発動できるんですか?だったら、レベッカは永久に死ぬことがないということですか?
でもどうせなら、死ぬ前に時を戻した方がよくありませんか?

まだあります。なぜ、今回から記憶の引継ぎができるようになったのでしょうか?
能力が覚醒したから?でも今回だって決してレベッカが意識的に能力を発動させたわけではありませんよね?
いままで無意識に使っていたのと今回とではどう違うんでしょうか?
そもそもマスターノアが知ってるのはあくまでレベッカが時の位置を変えることができるという情報だけで、記憶を引き継ぐことができるかどうか知らなかったはずです。
知らないのによく今回のようなお膳立てをしようと思いましたね?
なによりおかしいのは、こうしたマスターノアのガバガバな説明にレベッカが納得してしまってることです。

そして二つ目です。
レベッカがドラッケンジョーの弱点を考察するのですが、「もしかして、ドラッケンがタイムリープしたいのは肉体を若返らせるためじゃないかしら」とか言います。
・・はっきり言ってこれで納得できる読者はいないと思いますが、作中ではなぜかその場にいる全員が納得します。
言うまでもないことですが、タイムリープしたら時間が戻ります。だから、もちろん肉体もその時に戻るかもしれませんが、それを「若返る」と言いますか?
じゃあ、また肉体が老いたら時間を戻して永久に同じ時間をぐるぐると、ジョジョの吉良吉影のバイツァ・ダストみたいに繰り返したいんでしょうか?
ドラッケンのしたいことがよくわかりませんね。

しかもその後、「肉体の維持に限界がきてるんじゃないかしら」「どこかに生命維持装置があるんじゃないかしら」というレベッカの根拠のない推測になぜか全員納得して話が進みますが、
肝心の読者の方は1ミクロンも納得できていなかったりします。
以上が二つの気になる点です。

もっとも、ドラッケンジョーのエピソードはまだ終わっていませんし、レベッカのタイムリープにしても、ただのタイムリープじゃないと真島先生は10巻のあとがきでおっしゃっています。
ですからこうした疑問があったとしても、いずれなんらかの形で解消される、応えてくれるという信頼や確証があればこれだけ不安になることはありません。

でも、ですね。
いつも真島先生はそれをちゃんとしてくれないじゃないですか?
レイブの時もそう、フェアリーテイルの時もそう、アレとかコレとかきっと最後にはちゃんと説明してくれるんだと思って読み続けていても、
「ハイ、もうお金十分に稼いだからこれでおーわり!疑問?謎?そんなの忘れて!」とばかりにブッツン!と切っちゃうでしょう?
・・・だから不安になるんですよね。私の気持ち、わかっていただけますでしょうか?

というわけで今回は☆1ですが、次巻以降、きちんと・・とまではいかなくてもそれなりに納得のいく展開になれば評価は変わるかもしれません。
ですので、次の12巻を楽しみに待ちたいと思います。
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