上位の批判的レビュー
5つ星のうち2.0しっかりカタチにして贈りたい(しかし手間暇時間を掛けている余裕は無い)時等に、使えなくはない… けど… というレベルです。 注意点が複数あります。
2019年3月12日
EメールタイプのAmazonギフト券等とは違い、カタチを伴うAmazonギフト券なので、プレゼント感があって、その点は良いと思います。
実際は、贈られた相手方が、コレを使って好きなモノを買う訳ですが…
いくつか気になった点があります。
まず、こちらの「グリーティングカードタイプ」という商品、商品構成としては、説明の通り、Amazonギフト券カードがグリーティングカード状の台紙に貼り付けられており、
(ちょっとその貼り付けについても思う所がありますので後述します…)
別途、封筒(何の印刷も無い真っ白の封筒です)もついているので、それにグリーティングカードを封入して、直接手渡しするも良し、宛名を書いて郵送するも良し
(封筒の横サイズが12.5cmで、定形郵便の規定サイズを微妙に、5mmオーバーしていますので定形郵便では郵送できません。定形外郵便扱いになります。)
という商品です。
で… 中に入っているカードは、コンビニ等で買える様なプラスチック製のAmazonギフト券カードでは無く、硬質厚紙製のカードです。
写真だけ見ると一見プラスチック製のカードの様に見えるかも知れませんが、違います。
(2019年3月時点の仕様)
まあ、何れにしてもカードそのものは飾りで、肝心なのはコード(ギフト券番号)なので、プラスチック製であろうが厚紙製であろうが実用上は関係無いのですが、そのあたりが気になる方もいらっしゃるかも知れないので、一応情報として…
Amazon側の製作コストカット上の問題によるもの…
なのでしょうが、やはりプラスチック製のカードと違い、チャチい感で出てしまう、という点は否めません。
ちなみにこちら、カード裏面にコード(ギフト券番号)が印刷されており、
「はがしてギフト券番号を確認」
と書かれたテープが上から貼られて隠されている…
という感じになっています。
あと、他にも多数指摘されている方がいらっしゃいますが、私も気になった点として…
先にも触れました通りこの商品、厚紙製のAmazonギフト券カードがグリーティングカード状の台紙に貼り付けられた状態になっているのですが、そのグリーティングカードへの貼り付けがはんぱなく強く接着されていて、おそらくホットボンド
(Amazonでそれなりの量の物を買うと、尼箱内部で輸送中のズレ防止の為に、ホットボンドで接着された状態で届きますよね? 多分あのホットボンドです。)
で接着されているのですが、カード取り外しの際に、下手したらグリーティングカードを破る、厚紙製のカード本体を破ってしまうのでは? レベルの強烈な接着をされています。
これ、何も知らずにそのままギフトとして贈ったら、ちょっとどうなのかな… レベルです。
まあ、何れにしてもカードそのものは飾りで、肝心なのはコード(ギフト券番号)なので、カードが破れようがグリーティングカードが破れようがコード(ギフト券番号)さえ無事なら実用上問題は無いのですが…
一応ギフト品ですので、そのあたりの背景を踏まえた上で、Amazonさんもちょっと考えた方が良いのでは? とは思います…
アメリカ企業なので、日本人のギフト品における感覚、みたいなところは、なかなか察してもらえないのでしょうが…
プレゼントで言うと、綺麗にラッピングされた包装用紙を、贈った本人(例えば私)の目の前で無造作でビリビリに破り、箱も無造作にポイして、中身だけ抜き取られた時…
みたいな、「エエー (やや引き)」感を感じます…
ホットボンドはないだろうって…
おまけに、そのグリーティングカードへの厚紙製カードの貼り付けも結構雑で、私も過去に数度このグリーティングカードタイプは購入しましたが、まともな状態で貼られていた事はありません。
斜め向いてたり剥がれかかっていたり…
まあそもそも、「接着・貼る」ってどうなのよ…(汗
という感もあります…
このへんはもう、感覚の違いの問題なんでしょうね…
日本企業が造る日本市場を意識した製品なら、そもそも台紙への固定は貼り付けでは無く、台紙に2箇所切り込みを入れて、そこに差し込み固定… みたいな感じにするでしょうから。
感覚的な問題… という点でもう一点。
グリーティングカード状の台紙について、グリーティングカードだけにメッセージを書き添えられる欄があるのですが、こちらの台紙自体、おそらくPP加工しているのであろう硬質厚紙なので、油性のマジック等でないと文字が書けません。
これ、日本企業が造る日本市場を意識した製品なら、メッセージ記入欄だけは、一般的によく使われているゲルインクのボールペン等でも書ける様に、紙質を変えたりするでしょうけどね…
まあ… アメリカ企業ですので、そのあたりはお察ししていただけない模様です。
で、うっかり水性やゲルインクのボールペンなんかでメッセージを書いちゃうと、そのメッセージ記入欄と丁度合わさる部分にAmazonギフト券カードが貼られていますので、インク移り必至です。
この点は要注意です。
あとこれは、製品制作時の制作環境によるものなのでしょうが…
他にも指摘されてる方がいらっしゃる通り、制作時に付着したものと思われるインク汚れ、黒っぽい指紋跡がついたもの等、うーんちょっとコレ製品としてどうなのよ…(汗
というものが、結構な確率で混じっています。
ハンドメイド感溢れていて味があるねぇ…
なんて寛大な気持ちで容認したい、人として広い心を持ちたいものですが、何分コレはギフト品ですので、ちょっと製品としては如何なものかな、とは思います。
付加して、こちらの商品、その時々によって在庫状況がバラバラで、選択するデザインによっては希望の額のギフト券を購入できないケースがあります。
一応こちらはAmazonさん直販の商品なので、在庫確保はしっかり行っていただき、常時幅広い額面のギフト券を商品提供できる様、販売環境を整えていただきたいです。
Amazonさんにも、少し考えていただきたいのですが…
製品クオリティーを見る日本人の目は、大変厳しい、レベルの高いものだと思います。
中でも、他人様に贈るする贈答品となれば、その目は更に一段と厳しくなります(贈る側として)。
貧しいが故にケシ畑やコカ畑で働かざるを得ない、アフガニスタン、コロンビアの女性達を救うプロジェクトとして、Amazonがチャリティープロジェクトとして現地生産しています…
世界に届けるギフトを造る事で、アフガニスタン、コロンビアの女性達にギフトを!
等と仰るのであれば、おおーそれはご立派な志、やるねAmazon、とまだ解らなくもないですが、仮にそうだとしても(そんな事一言も言ってないので多分違います)、まず就業前に手を洗わせる事から始めようよ…(汗
100歩譲って、ハンドメイド故の仕上がりの少々のムラは許容するにしても、検品に関しては、エンドユーザーのいる日本市場の消費者の目、を意識した検品をしようよ…
というレベルの製品完成度合い(100点満点中 平均30~50点レベル)です。
もし私が現地工場長、検品主任だったら
(そんな職場環境なのかどうかも知りませんが)
「ラモスちゃんサミーラちゃんどうしたの? 全部アウトだけど今日体調悪いの? 家で何かあった?」
と言うであろうレベルの製品完成度合いです。
もうちょっと、製品としてのクオリティーを上げる努力をしていただきたいです。
基本的な感覚の問題なのでしょうが…
いくら上の方で旗振れど、アメリカ企業の製品が日本市場でなかなか受け入れられない理由… 何となく解る様な気がします。
総じて、定形郵便で郵送できる横幅サイズを僅か5mm超えていたり、接着問題があったりと正直色々と微妙ですが…
まあ、用途と思惑(手間暇掛けたくないetc)が合致すれば、まずまず使えなくもない、かな? と…
(但し、製品完成度の個体差や、前記の接着強烈問題等は要注意です。贈る前にご自身の目で確認される事をお勧めします。)
ただ、諸々の諸問題を考えると、こちらの商品はあまりおススメはできません。
Amazonギフト券を文字通り、贈答用途で使うにあたり、私が個人的に最もおススメなのは、同じAmazonギフト券でも諸要素勘案すると「商品券タイプ」です。