DEEP DIVE ― 谷山浩子

taniyama

Amazon.co.jpが注目するアーティストについて“深く掘り下げる=Deep Dive”コーナー。今回はライブ・レコーディングによるセルフカバーアルバム『タマで弾き語り』について谷山浩子が語ってくれた。

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ガラスの天球儀

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シンガー/ソングライター谷山浩子の新作『タマで弾き語り』は、他アーティストへの提供楽曲、アニメソング、社歌など、彼女がこれまでに“作詞・作曲家”として生み出してきた楽曲を中心としたセルフカバーアルバム。「こわれたオルゴール」(河合奈保子/83年)、イマージュ(木之内みどり/77年)、「なつかしい朝」(映画「未来少年コナン」エンディングテーマ/79年)などの名曲が、ピアノの弾き語りによるライブ・レコーディングにより、新しい息吹を吹き込まれていく――その貴重な瞬間を、ぜひ共有してほしいと思う。



――ライブ・レコーディングによるセルフカバーアルバムを作ろうと思った理由から教えてください。

「他の方に歌っていただいた曲がたくさんあるんですよ。そういう楽曲を私に歌ってほしいっていうリクエストもすごく多かったし、それを集めた作品を出したいという気持ちも以前からあって。今回は制作期間も短かったから、“じゃあ、ライブ形式でレコーディングしたらどうだろう”と。ファンクラブの人たちにも来てもらって、収録の様子も味わってもらえたし」

――ふだんのレコーディングとはだいぶ雰囲気が違いますよね?

「何回も歌い直したりできないですからね。いいところ、3回くらいかな? それ以上歌うと、お客さんも飽きちゃうから(笑)」

――選曲に関しては?

「いままでにセルフカバーしたことがない曲で、自分で“これはいい曲だ”って思える作品を取り上げました。あとは「袋井市歌~ここがふるさと~」とか、資料として残しておきたい曲もありますね」

――ステキな曲ですよね、袋井市歌。

「ありがとうございます。この秋にはじめて袋井市でコンサートをやるので、ぜひ歌いたいなって。あとね、自分のなかでは忘れかけてたんだけど、“これって意外といい曲だよね”っていうのもありました。「イマージュ」とか、あとは「ヤマハ発動機の社歌」とか」

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――「イマージュ」は松本隆さんが作詞を手がけてますね。

「高校の頃、“はっぴいえんど”が大好きだったんです。松本隆さんの本に載っていた詩に、勝手に曲を付けたりとか(笑)。松本さんとは直接お会いしなかったんですけど、この曲をすごく気に入ってくださったみたいで、歌詞を何度も書き直してくれたそうなんです。すごくいい曲になって、嬉しいですね」

――今回のレコーディングで、久しぶりの歌った曲もありましたか?

「デモテープを作るときは弾語りだから、完全に初めてっていう曲はないんですけどね。でも、「吟遊詩人の森」とか「ガラスの天球儀」もホントに久しぶりでした。家でかなり練習しましたからね。1000本ノックのように(笑)」

――もう一度、鍛え直すというか。

「そう、自分でハードルを高くしないとダメなんですよ。弾きやすいものだけをやってたら、どんどん下手になっていくから」

――ストイックですね。谷山さんが中学1年生のときに書かれた“人生初の提供曲”「走れメロス」も収録されてますね。70年の曲だから…。

「ほとんど40年前(笑)。まあ、私が初めて歌を作ったのは7歳のときですからね。小学校高学年のときは、作詞・作曲家になりたいと思ってたので」

――シンガーソングライターということですか?

「いえ、歌おうとは思ってませんでした。中村晃子さん、ザ・タイガース、そういう人たちに自分の曲を歌ってもらえたらいいなって。すぎやまこういちさんとか、筒美京平さんがすごく好きだったんですよ。学校の近くにあったレコード会社に、自分の曲を持ち込んでましたからね」

――作家志望だったんですね。

「そうですね。ただ、これはデビューした後に気づいたことなんですが、職業作詞家、作曲家には向いてなかったんですよ。そういうことをやろうと思ったら、流行に敏感で、それに合わせた楽曲を作れなくちゃダメですよね。しかも、できるだけ多数の人に受け入れられて、聴いたときにすぐ耳に残るような…。そういう才能はね、けっこうないんです(笑)」

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――でも、『タマで弾き語り』はソングライターとしての谷山さんの魅力がすごく出ているアルバムですよね。提供曲にも、こんなに素晴らしい曲がたくさんあるっていう。

「自分で歌って“いい曲だな”って思えるっていうのは、いいことだと……思うようにしてます(笑)。依頼されて曲を作るときは、すごく気を遣うんですよ。私が好きなものというよりは、みんなが好むよな曲、歌ってくださる方のイメージに合うということが大事なので。さっきも話に出た「イマージュ」はかなり上手くいったと思いますね」

――初回特典のDVDも、かなりレアですよね。特『コッキーポップTV』という番組で放送された「風を忘れて」(1977年)、「てんぷら★さんらいず」(1982年)の映像は必見かな、と。

「残っている映像を見させてもらって、「風を忘れて」はトータルでよく出来ているかなって。「てんぷら★さんらいず」のほうは、曲の途中で10代後半くらいの女の子たちが出てきて踊るんですよ。それがすっごく80年代で、おもしろいんです(笑)」

――演奏に関してはどうですか?

「『風を忘れて』のほうは、ピアノがけっこう上手いなって思いましたね。いまのほうがバリエーションが増えてるし、確実に上手くなってるとは思うんですけど、意外と変わってないところもあって」

――芯になってる部分は変わらないんでしょうね。

「18歳から20歳くらいの時期に1回、出来上がってるんですよね。あとね、5、6年前からソロのフルコンサートをやるようになったんですよ。それまではひとりだけのフルコンサートはやったことがなかったんです。ピアノだけだとどうしても単調になるし、お客さんも飽きるんじゃないかって思ってたから。でも、試しにやってみたら楽しくて、続いているんですよね。それ以来、ちょっとピアノが上手くなったかも」

――ソロライブで得たものは、『タマで弾き語り』にも反映されているのでは? まさにライブ・レコーディングだし。

「あ、そうかもしれないですね。ソロライブのイメージに近いかもしれない。そういう雰囲気も感じてもらえたら、嬉しいですね。ピアノも、まだまだ上手くなっていく予定なので(笑)」

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