カスタマーレビュー

2018年11月13日に日本でレビュー済み
「小説は思考の形式である」と保坂氏はよく言っている。それが如実に表れているのがここに収められた短編たちだ。
一見エッセイにしか見えない語り口はその必然の結果であり、保坂の思考の果てにある境地である。
収録の「こことよそ」は川端賞をとったが、その挨拶で氏は「論理はないが飛躍はある」と自身の小説について述べている。それを許すのが小説の自由であり、またそれは人間の内言以前の思考の性質でもあると思う。
「書くこと」自体への思考をも重ねに重ねた小説は、既成の「文学」を超えた文学であり、本来的な文学を指向し、そして成功を果たしている。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
0コメント 違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
評価の数 3
星5つ
35%
星4つ
65%
星3つ 0% (0%) 0%
星2つ 0% (0%) 0%
星1つ 0% (0%) 0%
¥1,650+ Amazonプライムなら、お急ぎ便が無料