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カスタマーレビュー

殿堂入り
2009年11月20日
自らを「いいお年の、平たく言えば婆さん」と言い、チョコレエトを「コカイン的な嗜好品」と比喩する。そんなストレートな物言いが気持ちいい。
お菓子を食べる、食事を作る場面の形容がなんとも微笑ましい。精神の豊かさ、余裕がある。

リプトンのティーバッグを淹れる一節から。
「渋みが出るほど濃くてはいけないが、一寸でも薄すぎてはいけない。そういう苦心の末淹れた紅茶を、例の洋杯に氷を入れた上から注ぐと、英国製の紅茶はハヴァナの薫香か、ナポレオン・ブランディーの香気か、というような香いを発する」
このような調子だ。

チョコレエト、クリイム、ウィスキイ ・・・こんな単語が、古風で耽美的な文の中に溶けていて、ノスタルジックな気分に浸れる。
世間知らずで不器用な振る舞いの中に、育ちの良さを感じるが、隠さないところが逆に嫌味でない。父・鴎外と家族、結婚生活のことなど、食以外のことも興味深い。

本書は書き下ろし作品ではないけれど、今の人と違って、1つ1つゆっくり時間を掛けて書いたんだろうなあと思える。読む側もじっくり味わいたい。
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