カスタマーレビュー

2013年4月15日
脳脊髄液減少症
このような病気がある事を初めて知りました。

学校で転倒し頭を打った少女に発症。
めまいや激しい頭痛に悩まされいくつもの病院に行くが
片頭痛や自律神経失調症などと診断され改善される事のない症状に苦しむ少女と母親。
今までの通院歴と診断結果をプリントアウトして大病院に持って行くと
尊大な女医は紙を破り
「あんたみたいな親がいるから子供が病気になる」
「この子の症状は精神的なものだ」と一喝。
母親が
「じゃあどうすれば治るんですか」と言えば
「親が死ねば子供は元気になるよ」鼻息荒く答える女医。
こんなひどい医者がいるのかと愕然となりました。

学校にも行けない
病院に行っても治らない
少女と母は正に苦境に立たされます。
しかし少女はベッドに寝たままでも勉強を続け母は献身的に支える。
登校できないまま学年は一つ上がり中二になった少女。
しかしここで一つの転機が訪れる。
新しく担任になった若い男性教師は少女の事を知るべく家庭訪問をする。
前の担任からはただの不登校だと言われていたが
少女が勉強を続けている事や元気になったら学校に戻りたいという言葉に
少女が本当に具合が悪いのだと知り
学校に来れない間補習プリントを作り週に1回家庭訪問をして
できることがあれば何でも協力するという先生。
初めて病気の苦しみを理解してくれる人がいることに感動する母。

それからしばらくして父親がネットで少女の症状とよく似た病気があることを見つける。
今まで娘の病気に向き合うことを恐れていたという父親は妻と娘と三人で治療をしてくれる病院へ行く。
そこで初めて「脳脊髄液減少症」という病気であることが判明する。
医師から「この病気は大人でも生き地獄というくらいつらい症状が出るものです」
「よく耐えたね。君は強い女の子だ」と言われ涙する少女と家族。

治療を続けようやく学校に戻った少女。
疎遠だった友人も彼女が不登校ではなく病気だったことを知り
重い荷物は持たせないように気遣ったり
先生にも助けられ彼女は高校進学までたどり着ける。

もう1編は
交通事故で発症した主婦の話。
少女の時と同様病院に行っても精神的なものだといわれ
事故の保険金をつり上げたいから重病のふりをしてるといわれ
体も心もズタズタになる彼女。
しかしある日テレビで放送されていた番組で脳脊髄液減少症という病を知り
夫にネットで詳しく調べてもらいすぐに治療を行っている病院に行く。
治療の甲斐あって症状は好転し
ようやく元の生活に戻れると思った矢先再発してしまう。
治療にはお金がかかる。
もういっそ・・・と自殺を考える彼女だが
「お母さん!死なないでね!」と母の様子がおかしいことに気付いた子供たちに言われ
改めて病気と向き合うことを決意する彼女。
入院先では自分と同じ病気を患いもう何年も闘っている患者がいることを知る。
辛いのは自分だけじゃない。
彼女は病気を抱えながら生きていく決意をする。

脳脊髄液減少症
脳は頭蓋骨の中で髄液に守られて浮いている
しかし髄液が漏れて減ってしまうと大脳と小脳が下がり
脳と頭蓋骨をつないでいる神経や血管が引っ張られ
頭痛・吐き気・倦怠感・めまい・手足のしびれなど
神経系の症状が出てくるという病気。

治療法
ブラッドパッチ
血液が凝固する性質を利用して自分の血液を注射器で注入し
自然に漏れている部分をふさぐ治療。

この漫画の中ではまだ検査・治療できる病院も少なかったようですが
今は検査・治療できる病院も少しずつ増え
ブラッドパッチは高度先進医療の承認を得
一部保険適用が可能となり患者の経済的負担は軽減されつつあるとのこと。
もしも「自分も(あるいは家族などの親しい人)が似たような症状が・・・」
と思ったらすぐに治療できる何より信頼できる病院での診察をお勧めします。
とてもためになった本でした。
34人のお客様がこれが役に立ったと考えています
0コメント 違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.7
10
¥660+ Amazonプライムなら、お急ぎ便が無料