カスタマーレビュー

2005年3月28日に日本でレビュー済み
従来のコンピュータとの原理的な違い、現実社会へのポテンシャル、さらには哲学的な展望までを、イメージを持ちながら読める。
「量子コンピュータ」という言葉しか聞いたことのなかった自分も、理解することができた。
量子コンピュータを通し、この世界の不思議さも見えやすくなってくる。量子コンピュータに関心を持つ人のほかに、SF好きな人などにもおすすめ。(自分は読後しばらく、幼い頃のように、時間・空間や、自分の存在などを、自明のものと感じられらない状態になった(^_^)
以下、本書の良い点を三つ。
①従来のコンピュータの原理を、木組みのオモチャでコンピュータを作る例で上手に示している。コンピュータ自体に詳しくない人でも入りやすいし、コンピュータはどんな素材でも実現でき、量子でも実現できる、というつながりも良い。
②量子コンピュータの本質(同時に0と1の両方の可能性を計算できること)と、それによる威力・可能性(現代の暗号は容易に解読され、軍事・金融などへインパクトをもつこと)も分かりやすい。
③量子コンピュータの可能性と限界も視野に入れている。実現しても、この物理世界・数学世界には解けない問題があること、それでも、この世界に対する理解が深まるだけでも価値があることなど。(量子コンピュータにより、量子の持つ不思議さが見えやすくなってくる。それに圧倒されそうになりつつも、面白い)
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