カスタマーレビュー

2017年5月2日に日本でレビュー済み
☆☆☆
「言葉の力」にはよく共感を覚えて、意識が向いているのですが、「音楽の力」に関してはあまりに無頓着だったので、ここらで「音楽の力」を解明する旅に出てみようと思って手にとった1冊目でした。(孫娘のピアノ発表会の感動から)

芸術に携わる時間に身を投じている人たちのことばは、なにか柔らかいものがあります。世間ズレしていないというか、周囲からの視線に縛られていないというか、だから読んでいるリズム感も少し違うものがあります。この本の著者齋藤 寛さんは、音環境コンサルなので若干その匂いがしました。

・「絵画は空間芸術、音楽は時間芸術」という表現がありました。「視覚」か「聴覚」の違いではなく、芸術が活躍するステージに視点を移した捉え方。なるほど。

・音楽は社会的集団を統合したり、維持したりすることに活用されてきて現在に至る。ーー人との結びつきをつくり、単独行動→集団協調行動を促進し、人類を様々な危機から救って現在に連れてきてくれている。(危機にも向かわせてきたが…)

・言葉は‘言語野’という脳の一部で処理されるのに対して、音楽は脳全体で処理される。
○大脳辺縁系→側坐核ではドーパミンの分泌を促進して「報酬行動」に駆り立てる。
○小脳を刺激→リズム感を活性化→良いアイデアを生む身体環境をつくる
など、知らなかったこと、いい感覚のことばを得た。

次は『音のなんでも小辞典』(日本音響学会)を読んでみる。
2017/05/02
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