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カスタマーレビュー

ベスト500レビュアー
2014年1月25日
1930年代というと、国際連盟を脱退した後、日本は国際的な孤立化まっしぐら、というイメージを持つ人が多いだろう。
実際、歴史教科書でそのように習ってきたという人も多いはずである。
これに対し、本書では逆に1930年代にこそ花開いていた経済・外交の存在を明らかにしてくれる。

満州事変について、「満蒙特殊権益の保護」が目的として理解されることが多い。
しかし、松岡洋右などは日中連携による満蒙開発を計画しており、満州事変はその計画を台無しにするものだった。
満蒙は外国資本なくしては発展できないような「見捨てられた荒野」であり、そのため「王道楽土」はアメリカに著しい依存をする。

従来、国際連盟脱退は「日本の国際的な孤児化」を招いたとされる。
しかし、実際には脱退後も英仏協調路線がとられ、海軍軍縮予備交渉も英米と行われている。
連盟脱退はむしろ事態を鎮静化させ協調を回復させるための策であり、実際そのように進んでいった。

日本は最終的に独伊と同盟を結ぶので、独伊とは友好的に思われがちだが全く違う。
この二国は人種偏見をむき出しにする国であり、反独伊・親英米の流れはかなり長く続いている。
また、イタリアのエチオピア侵攻の際にはエチオピアを支持し、イタリアと強く対立する。

1930年代には、英米仏もまた挙国一致体制をとっており、日本が範とするべき国は皆挙国一致であった。
そのため、日本でも親英米のデモクラシー擁護者から見ても英米仏と独伊の境界線はあいまいになっていく時代であった。
こうした背景が、日本の国家主義体制の基礎になっていく。

世界恐慌で各国がブロック経済による封鎖をかけてくる。
そのような中、日本は一国ずつ粘り強く交渉することで、交易の道筋を見出そうとする。
そうして交易をおこなう相手は地球の裏側にまで及ぶ、極めて広範な地域になる。
日本の擁護する「経済圏」は、ブロック経済とは真逆の、幅広い自由貿易による活性化であり、そのために発生していたのは経済摩擦であった。

30年代のイメージをひっくり返してくれる好著である。
タイトルがあまり本書内容の一部の説明にしかなってない気がするが、30年代の歴史を知りたい人には非常におススメである。
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