カスタマーレビュー

2018年5月13日に日本でレビュー済み
小学生の佑(たすく)のおじいちゃんは一人で近所に住んでいるが、風呂の水をあふれさせたりするなどの認知症の症状が出始めた。そこでおじいちゃんをデイサービス(通所介護)に通わせることになり、その見学に佑もついていく。そのことを知った担任の早田先生は、夏休み中にそのデイサービスのことを調べて、自由研究として提出するようにと提案する。佑とクラスメートの一平は、おじいちゃんに付き添って、デイサービス「こもれび」に通うことになる。そこには、様々な症状を抱えたお年寄りはもちろんのこと、日本人の介護職員だけでなく、介護福祉士の資格を取るためにインドネシアから来たリニさんもいた。佑と一平は、それまで知らなかった介護の世界を垣間見ることになるが…

佑と一平が特に介護に興味や熱意があるわけではないこと、おじいちゃんも最初は必ずしもデイサービスに行きたがっていなかったことなどにリアルさが感じられる。「介護」と言っても、介護される側の症状は様々なので、介護職員がかなり気を使いながら対応していることもよく分かる。「介護する人」と「介護される人」の関係が「上下関係」になってしまい、それが人間の尊厳を傷つけてしまうことに触れられている部分は特に素晴らしい。これは必ずしも介護だけの問題ではないだろう。

セミの羽化、替え歌カラオケ、お笑いライブなど、どこかほっこりするエピソードに加え、介護の現場が抱える様々な問題も巧みに織り込まれているので、大人が読んでも感じるものがあるのではないだろうか。
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