カスタマーレビュー

2019年10月17日に日本でレビュー済み
「Glow at the Velocity of Light」もよい曲なのですが、「たたくおと」が妙に心に引っ掛かる曲でした。
ギターの弦のような音(弦をたたくおと?)だけから始まる地味な曲という印象から、途中で楽器が次々に加わり、ドラムやストリングスが入ると、曲の様相が変わってきます。
終盤にはハープの音まで聞こえてきて、これがまた盛り上がります。
その中でも、イントロの「弦をたたくおと」は常に繰り返され、通奏低音のようにこの曲を支えています。
バックトラックを聴くと、カノン、パッサカリアあるいはボレロといった趣きがあります。
そのくせ、プログレッシブロックのようなエレクトリックギターも響きわたり、油断がなりません。

少し気になって作詞作曲のタナカ零という人を調べてみると、これまた心に残る「スリピス」(「あそびあそばせ」OP)の作詞作曲をされた方とのこと。
こちらのバックトラックはほぼ室内楽といってもいいような出来で、とりわけハープシコードの使われ方が印象的でした(シンセサイザで作った音でしょうが)。
「スリピス」に関しては、フルアコースティックバージョンを聴きたいと、常々思っていることを付言しておきます。

閑話休題。
この「たたくおと」は簡単な曲ではありません。
しかし、この歌を「これが唯一あるべき歌い方であろう」と思わせるほど完璧に歌い上げる安月名莉子も侮れない歌手です。
アニソン歌手というジャンルに括ることのできない活躍をするポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。
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