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2018年12月22日に日本でレビュー済み
安倍政権支持者でさえ、「消費増税」と「移民政策」に反対を唱えている。
著者の坂東忠信氏はまず、「移民」の定義は「1年以上外国に居住している人」であり、留学生、技能実習生、永住者はもちろん、不法滞在者や密入国者、難民なども「移民」だということを知らない日本人が多く、自覚がないため、問題が提起されないという状況だと述べている。
海外ではこの移民増加により治安が悪化し、低賃金で雇用が奪われ、国民の生活に大きな影響を与えて社会問題になっているが、日本はこれら移民問題の「移民」の概念を国民が把握していないため、問題提起するどころか、移民と日本人の差を明確に区別すればレイシスト呼ばわりされるうえに、マスコミも民族摩擦や外国人社会問題の核となる「道徳レベルの格差」に全く触れることがないため、犯罪予防のための論議すら不可能。しかし、この方向に舵を切っているのは政治家や政府ではなく、不足した労働力を外国人で補おうとしている企業や社会であるという。
外国人が増加するのは仕事があるからであり、求める人がいるからである。親は我が子に安定した収入と平穏な人生を与えるため、「人並みに」大卒のラベルを貼って社会に送り出そうとするが、大学生を持つ親の平均給与は30年前より低く、授業料・入学料は高止まりで、奨学金ローンに頼らざるを得ない。大学を出た若者は多額の借金を抱え、返済し終わるのは中年近くになってから。これでは結婚が遅くなり、少子化が進むのは当然である。しかも借金をしてまで大卒ラベルを取得したものは、単純作業には就きたがらない。こうした若者の職業差別意識、職場の労働需要と、「単純作業でも働きたい」という外国人の願いが歯車のように噛み合って、結果的に民間レベルでトラブルの元となりかねない人材を誘致しているのである。
また、文科省の天下りの受け皿として増え過ぎた大学を潰さずに存続させるためには、学生を確保しなければならず、留学生を呼び込むため、莫大な税金が使われている。日本人大学生に対する奨学金は大部分が貸付ローン型なのに、留学生には往復の飛行機代も日本持ちで、毎月11万円以上が支給されているという。
在校生の9割が中国人留学生という私立高校もある。この学校では国家斉唱に中国国家を歌わせ、授業も中国語とのこと。こうした学校生き残りの為に、多大な税金が使われているのである。
これで留学生が日本に感謝して、親日家となり、日本の素晴らしさを世界に発信してくれればまだ救われるのだが、「留学中に得た知識を存分に反日活動に役立てていきたいと思います」と堂々と公言している留学生さえいるのである。
大学や私立高校がこうした生き残り策を講じるほどになった原因も「少子化」であり、少子化の原因は私たち国民が作り出した学歴偏重社会である、と坂東氏は述べている。
こうした状態が進めば、日本に定着する外国人が増加し、低賃金労働者の生活を生活保護や国民健康保険制度で支えねばならず、増税を求められる。同時に大卒が半数以上を占める日本人はキレイで効率のよい仕事を好みながら、学力低下は止まることなく、それでいて外国人低賃金労働者が多い1次、2次産業を見下すようになり、不当な職業差別意識も深刻化。こうした職業差別、外国人差別を利用して、権利の拡張を叫び、間接的利益を得るエセ人道主義と人権商売が外国人労働者をを助ければ、彼らを優遇する結果となり、国家財政はさらに圧迫される。おまけによほどのコストをかけて外国人労働者を職業教育しない限り、外国人労働者が増えるほどに効率が下がる。その間に、日本からタダ漏れの先端技術を得て開発コストをかけずに初期投資を回収する中国を初めとした海外企業に日本の各方面の市場、特にIT関連の市場は、シェアを奪われる。実際、日本の産業は本来得るべき利益を得られず、確実に打撃を受けている。
これらを回避するため、坂東氏は以下の事を挙げている。まず企業は、学歴前提で新卒を採用するという採用審査を改める。アメリカ企業の求人情報サイトでは、Apple や Google、IBMなどの大手企業が人材採用にあたって4年生大学卒業の学歴を条件としていないとの調査結果を公表している。家庭は我が子を横並びの学歴信仰から、我が子を生かす個性重視の実践的家庭教育に切り替える。学校は社会に出てよりよく生きる知識を習得して、社会人になる準備をする実践訓練の場であるべきで、そのためには仕事を「労働」という搾取や苦役を伴うかのようなマイナスイメージで捉えてしまう「階級闘争史観教育」から脱し、働くことを喜び、喜ばれる自分を確立する「勤労感謝教育」に切り替えてほしい。若者は、最初から社会の掟に従って借金までしてレールに乗るより、自分の道を突き進んでほしい。明確な目標があれば高学歴を目指すのもいいが、そうでないなら中卒でも構わない。高卒の坂東氏でさえ、絵本を含めて16冊の本を出しているのだから、と述べている。
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