カスタマーレビュー

2019年10月30日に日本でレビュー済み
今回は久しぶりに全巻収納ボックスが付属した。スターズ期は店舗限定の全巻購入特典だったので、通常購入で付くのは嬉しいことだ。だが、使い難いの一言に尽きる。(6巻が未発売なため、代わりにスターズの巻を入れて使用してみた。)全6巻収納のため、収納ボックスの大きさも当然6巻分である。横幅が広いため、持ちにくく、目当ての巻の取り出すのにも一苦労である。ただでさえDVDやBDはディスクの入れ替えが面倒だと言われているが、収納ボックスを使用することで、それに拍車がかかる。5巻に1~3巻、6巻に4~6巻の収納ボックスでも付けてくれれば、あかりGeneration期の巻の様に容易に取り出せたのだが。
一方でアマゾン特典はさくやの布ポスターだ。ヘアアクセからして2年目のビジュアルだが、1~4巻までの布ポスターは1年目仕様のイラストだったので、こちらも合わせて欲しかった。また、ラブミーティアであれば、1年目と2年目でデザインの変更もないため、こちらの方が布ポスターとして適任だったであろう。(私はリフレクトムーンが嫌いなわけではない。)

さて、輝きのジュエル編の目玉であるジュエリングドレスは、選ばれたアイドルだけが着ることができるという点で、前作のSPRコーデを彷彿とさせる設定だ。シリーズ構成の柿原優子さんの案なのか、DCD側の案なのかは定かでないが、同じシリーズ構成のまま、前作の失敗設定を続投させるのは理解しがたい。所持しているか否かで、キャラクター内に格差を生み出すようなドレスよりも、前々作における星座ドレスやフィーバードレスのように、全アイドルが入手可能だが、ドレスを活かせるかはアイドル次第、といった設定の方が、私は好ましく感じる。(私は初代原理主義者ではない。)
ところで、ジュエルに選ばれなかったハニーキャットとリフレクトムーンは、未だにキセキのドレスを愛用している。けれども、ステージ中には1年目のステージと同様、ミラクルオーラは出せていない。ジュエリングドレスの代わりに、成長した両フレンズのステージを見てみたかったものだ。
そのジュエルの入手過程も雑だ。みおがジュエルに選ばれた52話は違和感しかない。「私が輝けばピュアパレットはもっと輝くはず。私!ピュアパレットを輝かせたいの!どんな色や光にも負けないくらい強く!」や、「ここは宇宙?綺麗な星。みんなキラキラしてる。私がちょっと光ったくらいじゃ紛れちゃうよ。でも!輝きたい。誰にも負けないくらい強く!輝いてみせる!」などと言いながらスペカツの練習に励んだ結果、ジュエルに選ばれたのだが、憧れのラブミーティアから学んだ「1+1=無限大」の理論(お互いがお互いを高めあえば無限大に輝くという考え方(24話)。)や、13話でカレンから学んだ「誰かに勝つことがアイカツではない」という考えは、どこへ行ったのか。これでは、あいねを信頼せず、自分一人でピュアパレットを引っ張っていこうとした結果、活動休止の原因を作った26話とまるで変わらない。

また、本巻には輝きのジュエル編前半の山場である、一連のソルベット王国編(57話~61話)が含まれている。アイカツシリーズにおいては珍しい連続した長編ストーリーであるが、内容があまりにもお粗末すぎる。まず、ソルベット王国はあいねにとって初めての海外であると57話で判明した。しかしながら、45話において友達100万人に代わるあいねの新たなる目標は、世界中の人と友達になることであると語られている。作中において50話~51話には1年間の開きがあるが、この間一体何をしていたのか。
またアリシアがジュエルの原石に選ばれたというのも謎である。まだアイカツに対して心を開いていない58話の時点で既に原石は所持していた。しかしながら、60話における母亡き後の回想で「今この瞬間から私の全てをソルベット王国の国民のために捧げます」と言いながらアイカツパスとアイカツモバイル、それにアイカツカードを箱に封印し、「さようなら私のアイカツ」という言葉と共にその鍵も投げ捨てていた。原石は54話で自分らしくアイカツをしていないと所持者から離れる、という性質を持っていた。加えて52話でひびきはみおがジュエルに選ばれた際に「ジュエルの原石は光を持つアイドルに引き寄せられる。そしてアイドルの輝きに反応してジュエリングドレスを生み出すんだ。ひたむきにアイカツに励む君の心にジュエルが惹きつけられたんだろう。ジュエリングドレスを纏った、それこそが君の輝きが本物だという証だ」とも解説している。このような設定の下、一切のアイカツを行っていなかった58話の時点で既に原石を所持しているのには疑問が残る。一応54話にて、ひびきはジュエリングドレス有識者ではないことを自称したため、ひびきの解釈が間違っていたということだろうか。辻褄をつけて解釈するのであれば、王国を救える力があると伝わっているジュエルの原石(国宝石)にとっては、王国内唯一のアイドルであるアリシアしか選ぶ対象がなかった、ということだろう。いずれにせよ、シリーズ構成の柿原優子さんが前作の失敗を顧みず、今回も曖昧なまま、設定を練らなかったことこそが最大の謎である。
さて、ソルベット王国編最大の問題点は最終盤の61話だ。芝居を打ってアリシアにステージへ立ってもらうことを試みるのだが、内容が茶番でしかない。その内容は、接近中のブリザードを止ます唯一の方法がアイドルのステージだと占われ、それを基にあいね達はステージの準備をするも、ステージ前に街中の王国民やアイドル達が凍り付いてしまうというものだ。アリシアのアイドル復帰のために子どもから老人までもが凍ったふりをするのだが、それが芝居だということにアリシアは一切気づかない。気づかないままステージに立ってアイドル復帰である。視聴者の側から見れば、滑稽でしかない。主人公を高校生にして作品の対象年齢を上げたかと思いきや、子供だましにすらなっていない結末である。
ところで、ソルベット王国編の本筋についてだが、「アイカツフレンズ!らしさ」というのが失われているような気がしてならない。思うに、主人公等が必要以上に介入せず、フレンズに生じた壁はフレンズ同士で乗り越える、というのが本作の魅力であった。しかしソルベット王国編では、ピュアパレットの両人は付きっ切りである。だが、話がアリシアとひびきを中心に進む都合上、ピュアパレットは空気である。主人公だから出さざるを得ないのは分かるが、もう少しどうにかならなかったのか。

本筋であるソルベット王国編以外の収録話であるが、ジュエルが関わらない55話62話63話は評価に値する回であったと思う。特に63話だ。この回では自分を取り繕うとすることなく、あるがままをファンに受け止めてもらうことを決心するアリシアが描かれていて、好印象だった。
本筋がつまらないという点で、輝きのジュエル編は蛇足であると言わざるを得ない。過去作と違い本筋がつまらないだけで、不愉快の領域には達していないのがせめてもの救いである。
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5つ星のうち2.0 雑な作り
2019年10月30日に日本でレビュー済み
今回は久しぶりに全巻収納ボックスが付属した。スターズ期は店舗限定の全巻購入特典だったので、通常購入で付くのは嬉しいことだ。だが、使い難いの一言に尽きる。(6巻が未発売なため、代わりにスターズの巻を入れて使用してみた。)全6巻収納のため、収納ボックスの大きさも当然6巻分である。横幅が広いため、持ちにくく、目当ての巻の取り出すのにも一苦労である。ただでさえDVDやBDはディスクの入れ替えが面倒だと言われているが、収納ボックスを使用することで、それに拍車がかかる。5巻に1~3巻、6巻に4~6巻の収納ボックスでも付けてくれれば、あかりGeneration期の巻の様に容易に取り出せたのだが。
一方でアマゾン特典はさくやの布ポスターだ。ヘアアクセからして2年目のビジュアルだが、1~4巻までの布ポスターは1年目仕様のイラストだったので、こちらも合わせて欲しかった。また、ラブミーティアであれば、1年目と2年目でデザインの変更もないため、こちらの方が布ポスターとして適任だったであろう。(私はリフレクトムーンが嫌いなわけではない。)

さて、輝きのジュエル編の目玉であるジュエリングドレスは、選ばれたアイドルだけが着ることができるという点で、前作のSPRコーデを彷彿とさせる設定だ。シリーズ構成の柿原優子さんの案なのか、DCD側の案なのかは定かでないが、同じシリーズ構成のまま、前作の失敗設定を続投させるのは理解しがたい。所持しているか否かで、キャラクター内に格差を生み出すようなドレスよりも、前々作における星座ドレスやフィーバードレスのように、全アイドルが入手可能だが、ドレスを活かせるかはアイドル次第、といった設定の方が、私は好ましく感じる。(私は初代原理主義者ではない。)
ところで、ジュエルに選ばれなかったハニーキャットとリフレクトムーンは、未だにキセキのドレスを愛用している。けれども、ステージ中には1年目のステージと同様、ミラクルオーラは出せていない。ジュエリングドレスの代わりに、成長した両フレンズのステージを見てみたかったものだ。
そのジュエルの入手過程も雑だ。みおがジュエルに選ばれた52話は違和感しかない。「私が輝けばピュアパレットはもっと輝くはず。私!ピュアパレットを輝かせたいの!どんな色や光にも負けないくらい強く!」や、「ここは宇宙?綺麗な星。みんなキラキラしてる。私がちょっと光ったくらいじゃ紛れちゃうよ。でも!輝きたい。誰にも負けないくらい強く!輝いてみせる!」などと言いながらスペカツの練習に励んだ結果、ジュエルに選ばれたのだが、憧れのラブミーティアから学んだ「1+1=無限大」の理論(お互いがお互いを高めあえば無限大に輝くという考え方(24話)。)や、13話でカレンから学んだ「誰かに勝つことがアイカツではない」という考えは、どこへ行ったのか。これでは、あいねを信頼せず、自分一人でピュアパレットを引っ張っていこうとした結果、活動休止の原因を作った26話とまるで変わらない。

また、本巻には輝きのジュエル編前半の山場である、一連のソルベット王国編(57話~61話)が含まれている。アイカツシリーズにおいては珍しい連続した長編ストーリーであるが、内容があまりにもお粗末すぎる。まず、ソルベット王国はあいねにとって初めての海外であると57話で判明した。しかしながら、45話において友達100万人に代わるあいねの新たなる目標は、世界中の人と友達になることであると語られている。作中において50話~51話には1年間の開きがあるが、この間一体何をしていたのか。
またアリシアがジュエルの原石に選ばれたというのも謎である。まだアイカツに対して心を開いていない58話の時点で既に原石は所持していた。しかしながら、60話における母亡き後の回想で「今この瞬間から私の全てをソルベット王国の国民のために捧げます」と言いながらアイカツパスとアイカツモバイル、それにアイカツカードを箱に封印し、「さようなら私のアイカツ」という言葉と共にその鍵も投げ捨てていた。原石は54話で自分らしくアイカツをしていないと所持者から離れる、という性質を持っていた。加えて52話でひびきはみおがジュエルに選ばれた際に「ジュエルの原石は光を持つアイドルに引き寄せられる。そしてアイドルの輝きに反応してジュエリングドレスを生み出すんだ。ひたむきにアイカツに励む君の心にジュエルが惹きつけられたんだろう。ジュエリングドレスを纏った、それこそが君の輝きが本物だという証だ」とも解説している。このような設定の下、一切のアイカツを行っていなかった58話の時点で既に原石を所持しているのには疑問が残る。一応54話にて、ひびきはジュエリングドレス有識者ではないことを自称したため、ひびきの解釈が間違っていたということだろうか。辻褄をつけて解釈するのであれば、王国を救える力があると伝わっているジュエルの原石(国宝石)にとっては、王国内唯一のアイドルであるアリシアしか選ぶ対象がなかった、ということだろう。いずれにせよ、シリーズ構成の柿原優子さんが前作の失敗を顧みず、今回も曖昧なまま、設定を練らなかったことこそが最大の謎である。
さて、ソルベット王国編最大の問題点は最終盤の61話だ。芝居を打ってアリシアにステージへ立ってもらうことを試みるのだが、内容が茶番でしかない。その内容は、接近中のブリザードを止ます唯一の方法がアイドルのステージだと占われ、それを基にあいね達はステージの準備をするも、ステージ前に街中の王国民やアイドル達が凍り付いてしまうというものだ。アリシアのアイドル復帰のために子どもから老人までもが凍ったふりをするのだが、それが芝居だということにアリシアは一切気づかない。気づかないままステージに立ってアイドル復帰である。視聴者の側から見れば、滑稽でしかない。主人公を高校生にして作品の対象年齢を上げたかと思いきや、子供だましにすらなっていない結末である。
ところで、ソルベット王国編の本筋についてだが、「アイカツフレンズ!らしさ」というのが失われているような気がしてならない。思うに、主人公等が必要以上に介入せず、フレンズに生じた壁はフレンズ同士で乗り越える、というのが本作の魅力であった。しかしソルベット王国編では、ピュアパレットの両人は付きっ切りである。だが、話がアリシアとひびきを中心に進む都合上、ピュアパレットは空気である。主人公だから出さざるを得ないのは分かるが、もう少しどうにかならなかったのか。

本筋であるソルベット王国編以外の収録話であるが、ジュエルが関わらない55話62話63話は評価に値する回であったと思う。特に63話だ。この回では自分を取り繕うとすることなく、あるがままをファンに受け止めてもらうことを決心するアリシアが描かれていて、好印象だった。
本筋がつまらないという点で、輝きのジュエル編は蛇足であると言わざるを得ない。過去作と違い本筋がつまらないだけで、不愉快の領域には達していないのがせめてもの救いである。
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5つ星のうち4.6
4.6/5
10 件のグローバル評価
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