カスタマーレビュー

2019年5月26日
「ワクチンを射(う)つ」という不思議な言い回しをしている本があるということで、読んでみた。著者は、東京世田谷区で「可能な限り薬にたよらない自然派小児科」を開業している高野弘之さん。1971年生まれである。

まず、本書を読む前に確認した事実を書いておこう――高野さんが経営するクリニックと同じビルに、レメディと呼ばれる飴玉をなめると全ての怪我や病気が治るとする日本ホメオパシー医学協会が入っている。日本豊樹自然農業株式会社において、農薬と化学肥料をまったく使わず、作物と土壌の生命力を最大限に引き出す「ホメオパシー自然農法」を実践している。会員制サイトで通販を行っており、玄米は500グラム1900円と、市販のコシヒカリの4~5倍のお値段である。

本書は、標準医療とされる内容と、非科学的な(場合によっては健康被害をもたらす)内容がない交ぜになっていて、読者にその識別を難しくさせているのが、最大の「罠」であると感じた。また、ホメオパシーをはじめとするトンデモ医療に帰依させるために、どのように洗脳し、標準医療や社会福祉体制から切り離していくかという手順も垣間見えた。
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