カスタマーレビュー

2019年8月28日に日本でレビュー済み
70年代、パニック映画ブームというのがありました。
名作も多いのですが、少しジャンルの違う作品にも紛らわしい邦題を付けてあやかろう、といった配給会社の
企みがあり、この作品の少し前も同じウォルター・マッソー主演で「マシンガン・パニック」なんていうのが
ありました。
おそらく、邦題はその流れでつけられたのでしょうが、どちらの作品も70年代刑事ドラマ(こちらも流行った)
の系統といっていい、犯罪者とそれに対峙する者を描いたサスペンスです(この作品はパニック要素もちょっと
だけありますが)。
現代作品のような複雑なプロットは持たないものの充分な緊張感を持ち、逆に余裕ともいえる箸休め的な描写も
効果的に挟まれています。
意外でありながら巧妙な犯罪に対し、関係各所の男たちが怒鳴り、罵倒し、時にはすっとぼけた反応を見せます。
このあたりの緊張と緩和の仕込み具合はいぶし銀の職人技のよう。
伏線もいくつか張ってあり、最近の映画のように、「どうだ!」というどぎつさはないものの、透かし気味の
ものも含めきちんと機能しています。
クライマックスはサスペンス感たっぷり、結末への流れが結構淡々としていますが、最後はキリリと締まります。

音楽がこの時代のこの手の映画っぽく、とてもいいです。
あと、DVDは額縁画面ですのでご注意を。
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