カスタマーレビュー

2009年6月5日に日本でレビュー済み
最近映画化もしましたね。

横山秀夫の作品は圧倒的に警察小説が多いのですが、「クライマーズハイ」は地方新聞社が舞台です。これだけある意味異色作になるのでしょうか?とはいえ他の作品でも新聞記者はよく出てきますし、作者自体が地方新聞記者出身なので、作品のリアリティーたるやすごいものがあります。読み始めた時から自分がずっと新聞社の喧騒の中に立たたされているような感覚を味わいました。

つい先日読売新聞の元事件記者の人としゃべる機会がありましたが、「御巣鷹山の墜落機事故のようなヤマを踏んだ記者はほとんどいないよ」と言ってました。それくらいインパクトのある現場を実際に見た作者だからこそ、その地獄のような日々(堕ちた現場ではなくそれを日々記事にしていく新聞社もまさに地獄絵図)を見事に書ききれたのでしょう。新聞を作るということがこれほどエネルギーのいることだとは、正直驚きです。

山崎豊子の「沈まぬ太陽」や飯塚訓の「墜落遺体」とはまた違った角度から御巣鷹山を見ることができたのはいい経験だったと思います。改めて飛行機事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
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