カスタマーレビュー

2014年12月13日に日本でレビュー済み
しがらみという名の鳥籠から自由になりたい春紀
戦いの中で最後、彼女が選ぼうとした自由は晴に対してというよりも、自分を解放したいという想いの方が強かった
春紀は実直で堅実なキャラクターなだけにギャップ的な儚さ、そして去った後の伊介様の言葉に胸を打たれてしまう

次の金星祭では表紙にもなっている千足と柩がフィーチャーされる
あらゆる面で対照的なふたり、柩は毒虫のような自身の正体を偽り、千足は純粋すぎる正義感の持ち主
普通なら交わることのないふたりが出会ったことで、互いの心は大きく揺れ動いていくことになる
柩は千足に対する本物の愛が芽生え、千足は最後の最後に自分の正義を曲げてしまうことになる
復讐する者とされる者、いがみあうべきはずのふたりが愛し合ってしまった時、ロミオとジュリエットと同じ悲劇が訪れる

そしてラストは涼編の導入でこの巻はおしまい
ちょっとコメディチックで可愛いシーンが多めでほっこりした(いや、命懸けなんですけどね)

次に読んでいてなるほどなと感じたところ
・柩の台詞、光=千足・兎角、影=柩・晴、悪魔のリドルとエンゼルトランペット、まさにケーススタディ
・春紀のしがらみから解放されるには死ぬしかないという決断
 愛憎にがんじがらめにされた千足と柩が選んだ結末
 そして涼の恋慕
 この三編はテーマが前者を後者が引き継ぐ形で繋がっていてとても興味深い

最後に、リドルは初期から追っている作品で私はいわゆる信者なのですが、この巻は濃密で特に満足度が高いです
アニメしか見てない人で、アニメは急展開が多く心情がわからなくてイマイチはまらないな・・・と感じた人にも是非おすすめしたいですね
(南方さんの近影画と最後のページのしえなちゃんに泣いた(笑)、彼女にはネカフェではなく明るい世界で強く生きて欲しいものです)
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.7
77 件のグローバル評価