カスタマーレビュー

2018年9月13日に日本でレビュー済み
勝手ながら劇中のレヴューのように勝敗をつけさせてもらうと、本作の前身といえる同じブシロード原作の
2017年冬アニメ「BanG Dream!」は、二大傑作アイドルアニメとして君臨する「THE IDOLM@STER」と
「ラブライブ!」の牙城を崩そうと果敢に挑んだものの、哀しいかな力の差は歴然で
もはや勝負にすらなっていなかった気がする。
仮にブシロードにとっての再戦として本作が生まれたのだとしたら、前回の苦い敗北は決して無駄ではなく
むしろ有意義だったのかもしれない。
頂点を目指して再び立ち向かっているかのような本作自体のポジションと
本編のストーリーがそれとなく重なるのは偶然にしても興味深い。
何も残せないまま消えていった幾多のアイドルアニメとは明らかに一線を画する
全てにおいて一切の妥協を知らない、驚くほど意欲的な2018年夏アニメ。

アニメの人気にあやかり舞台化が増えている昨今
舞台を先行させて全く同じキャストにアニメでも演じさせる、有りそうで無かった斬新な発想。
加えて制作のキネマシトラスの「メイドインアビス」や「灼熱の卓球娘」でもいかんなく発揮されている
アニメだから成し得る巧みな映像表現によって、現実の舞台ではおよそ実現不可能であろう
圧倒的なエンターテイメントを存分に楽しませてくれる。
少女たちの迫力の演舞をより一層盛り上げる、呆れるくらい大掛かりな舞台装置や息を呑むほど鮮やかな照明の演出。
そして欲をいえばキャラクターごとに個別のものを用意してほしかった
強烈なインパクトの変身バンクが余りにも秀逸。
回を重ねる毎にどんどん愛おしくなるテーマソングや、映像とのハーモニーが壮快な劇中歌もさることながら
マンネリ気味だろうと安定の日々を求める臆病な自分には、少々耳が痛く心に刺さる脚本も実に見事。

アニメ史にその名を残す可能性も大いに有り得る、眩いばかりの新たなる傑作。

(10月24日 商品入手後の追記)
本編のレヴューシーンの照明の演出がTV放送の時よりも鮮やかになっているのに加え
メニュー画面でキリンからの着信を気の済むまで堪能できるのが地味に嬉しい。
新作アニメが約7分の短編なのと、特典CDがインストバージョン込みの1曲2トラックのシングル仕様なのは
正直物足りないけど、収録曲と新作アニメのストーリーがリンクしている粋な仕掛けが心憎い。
特典CD収録曲の歌詞カードも兼ねたブックレットは、敢行した順にメンバー全員の個別インタビューを
ひとり辺り4ページに渡り掲載していて読み応えたっぷり。
ただしアウターケースが通常のディスクケースの約2.5倍の厚さというのは、さすがに如何なものか。
せっかく4話収録の全3巻というコンパクトな仕様にしているのに、全巻揃えると2話収録の全6巻のパッケージ版と
ほぼ同等の収納スペースが必要になるなんて、どう考えても無益で本末転倒としか思えない。
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