カスタマーレビュー

2018年10月26日に日本でレビュー済み
内容自体には文句はないです。結の展開で、アヴァンで用意されていたにもかかわらず相当面食らいましたが。

前の巻で大きなサイクルが終わってしまって、ぶっちゃけ翔子ちゃんが助かって妹が元の自我に戻った時点で、このシリーズにおいて最初から提示されていた問題が全て解決されてしまったから、むしろ次の巻からは今までのキャラクターを使った新しい物語として捉えるべきかもしれない。

それくらい、今回の結における新展開は今までの話と乖離しているように感じました。この巻が幕間で、次の巻から本当に別の物語が新たに始まると考えるべきなのでしょうね。

この巻に関しては、描きづらいところを書いているなあ、と。主人公たちの物語というより、実社会への訴えだなあ、と思うところも。最終的にはうまくまとまりましたが、途中で社会見学をしているような気分になりました。リポート読んでるような感じ?問題が問題なので、どうしてもラノベの枠を大きく踏み越えないと行けない部分はあったとは思います。僕は好きでしたが、ラノベのみを求めている人には、少々重たい地の文だったかもしれませんね。もっとも、リアルを知らないと妹の決断に重みが出ないので、結局知るしかない展開だったのですが。

僕自身、甥が不登校で通信制で卒業してそのあと大学行ってたので、むしろこの作品を通して甥の生活が少しだけ想像できた、その点は感謝しています。うむ。ラノベには求めてないことなんだけどね?

いろんな意味で意外な巻でした。
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