カスタマーレビュー

2015年10月12日
 憑き物信仰を取材しようと、神々櫛村(かがぐしむら)にやって来た刀城言耶は、そこでとんでもない連続殺人事件に巻き込まれる。
 憑き物筋と、それを忌み嫌う筋の二つの旧家。神隠しで子どもが消え、山神様やカカシ様という神々や、ナガボウズ・厭魅(まじもの)といった化け物たちが徘徊する村。
 村人は、病気になると、医者ではなく巫女に憑き物を落としてもらうような、因習に縛られた村。
 その村で、憑き物筋の旧家の人々が、次々と殺される。村の神・カカシ様の格好をさせられ…。

 険しい山々に囲まれた一僻村でおきる連続殺人は、十分読みごたえあり。昭和30年ごろの話らしいが、雰囲気はもっと前の、昭和ヒトケタあたり。
 儀式の秘薬で、巫女たちが命を落としたり、身体が不自由になったりするが、薬に問題があるのは間違いないだろう。でも、それ以上に、何代にもわたり本家と分家で婚姻している、つまり従兄弟同士で結婚を繰り返しているので、遺伝的にも問題があるんじゃないか?
 そういったところの、禍々しい雰囲気が、ぞくぞくっとします。
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