カスタマーレビュー

2004年12月12日に日本でレビュー済み
確率波だの不確定性だの、とにかく量子論は我々の常識ではイメージしづらい曖昧なもの。
それが、正確さの極みともいえるコンピュータとして動くとすると、いったいどういう原理、構造になっているのか…。
本書はその量子コンピュータについて1から分かりやすく説明してくれる入門書です。
専門の研究者ではなく、サイエンス・ライターが書いた長所が良い方向で出ていると思います。
分かりやすい解説書とはいっても、やはり量子論そのもの宿命で、100%すっきり理解できるわけではありません。
古典的チューリング・マシンと原理そのものは同じであっても、量子は1と0の両方の状態を取れるため、2つの量子があれば11、10、01、00の4つの状態がとれ、3つあれば2の3乗と、累乗的にスピードアップできるのが最大の強みです。
ただ、専門的ゆえに省略されたということもあるのだと思いますが、その量子の操作と検出器の仕組みについてはもうひとつイメージできませんでした(私の読解力/イメージ力の不足か?)。
とはいえ、量子コンピュータの本が出たことは大いに評価されるべきだと思います。
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