カスタマーレビュー

2011年5月21日に日本でレビュー済み
不遜な官僚による皇室祭祀破壊を告発しつつ、天皇の意義を歴史的背景や祭祀の役割とともに解説する良書です。

天皇の祭祀、祭りごと、は一般的国民に知られているとは言えません。それは神聖なものであり、メディアが取材できないのはもちろん、側近でさえ見ることができないからでしょう。
その祭祀の意義を明らかにするために、まずは自ら稲作をする世界唯一の祭祀王という点から天皇の役割を論じ始めます。

その後、GHQの占領下で当初薦められた急進的な神道破壊や、独立後もその方針を墨守しようとする官僚、皇室廃止を目指すかのような女性・女系天皇容認論などを論理的に批判します。

政教分離原則は、政治の宗教に対する中立性であって、無宗教の強制ではない、とする著書は主張します。
現在の日本では、天皇の神道に対する一方的な差別が行われているというのです。宗教的な事柄に完全に触れないで生きることはできないのが人間です。日本において神道は果たして宗教なのか、一神教文明の論理を多神教文明の天皇祭祀に適用して良いのか、と議論を進めます。

昭和天皇に仕えた入江侍従長をはじめとする官僚が、陛下の心や天皇の祭祀を如何に破壊してきたかも分かりやすく記載しています。
入江氏は、祭祀に自分が対応しないですんだことを喜び、陛下の祭祀へのこだわりをクダラナイと日記に書くような人物だったようです。宮内庁の官僚にもこの手の俗物や政教分離原則主義者、事なかれ主義者が多く、現憲法で成文化されていない祭祀を廃止する方向で動いているとのことです。
陛下の負担軽減を唱える一方で、メディアに露出する国体出席などについては一切触れない詭弁についても詳しく論じます。

古来より天皇は公正無私であり、民の平安を祈る祭祀王の血族として存在してきました。
一方で、古くは仏教、近代ではキリスト教をも受け入れ、西洋文明の取り入れにも熱心です。国民の宗教や習慣の多様性をそのまま認めたまま統合してきたのが天皇であることを再認識させられました。
日本が日本らしくあるため、つまりは日本文明がその良さを発揮するためにも皇室は男系で存続してもらいたいと強く感じました。
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