カスタマーレビュー

2017年2月10日に日本でレビュー済み
著者であるシェフが狩猟者である、ということが他のジビエ料理本と一線を画しています。

ジビエ料理に関する書籍は多々ありますが、そのなかで狩猟について、現場のハンターとして首を傾げるような記載をしているものが少なくありません。
この本は著者自身が現役のハンターであるため、そういった間違った情報はありません。

獲物の解体、熟成処理は流石プロの料理人です。
猟場で行うべき処理についても精緻に書かれています。

個体差による味の違いについても言及されています。
季節、性別、年齢や食性などによる肉質の違いを、それぞれどのように活かすべきかの見解が示されています。

目を見張るのは、食べるという目的からはハンターに嫌厭される「たぬき」についてまで書かれていることです。
実際に自分で調理するとなると、深い理解と高い技術が必要になるでしょうが、非常に好奇心を刺激されました。

獲物に対する理解から、著者が狩猟者としても優れていることがうかがえます。
料理人と狩猟者、双方の視点から著された稀有な本です。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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