カスタマーレビュー

2013年4月20日に日本でレビュー済み
週刊文春でおなじみの不肖・宮嶋氏。右がかった鋭い舌鋒と被写体のユニークさが際立っているカメラマンだが、やはり真骨頂は自衛隊を撮らせた時にあると思う。筆者の著作を読んだのは処女作『ああ、堂々の自衛隊』以来だった。抱腹絶倒の処女作同様、本書もユーモアに満ちているし、筆者の行動力に驚かされる場面の連続であった。しかし、筆者も本書の中で認めているように、筆者が40代となったためか、処女作に比べるとかなりトーンが落ち着いている。また、今回はある意味カンボジアPKO以上に世間を騒がせたイラクへの派遣を扱っており、さらに、イラクで犠牲になった2人のジャーナリストと最後に会った日本人が宮嶋氏だったことが明かされており、特に後半は筆者の文章にしては珍しく、シリアスで哀しさに満ちたものとなっている。自衛隊のイラクでの活動は最早歴史となりつつあるが、イラク戦争は世界史的事件だったし、日本にとってもイラクへの自衛隊の派遣は革命的な出来事であった。本書は、あの時代を振り返るための、シリアスなエンターテイメントだと言えると思う。
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