カスタマーレビュー

VINEメンバー
2005年3月9日に日本でレビュー済み
読む前から偏見があり、ハナからつまんないと思い込んでいた本でした。
・演説が多い
  これまた演説が多い「アナバシス」があまりおもしろくなかったでこれも同様かと。
・題材がイマイチでは?
  ヘロドトスと単純に比較するとヘロドトスよりつまんなさそう。
  (1)全体構図の観点
   「歴史」:強大なペルシャ帝国 vs ギリシャ都市国家群
   「戦史」:要はあの狭い半島内での内部抗争
  (2)登場人物
   「歴史」:オルテガ・イ・ガセットがカエサルに匹敵すると評しているテミストク
        レス初め錚々たる一級の人物が登場
   「戦史」:ペリクレスを除くと二級品かまがいもののオンパレード。そのペリクレ
        スも最初のほうであえなく引っ込んでしまいます
  (3)ストーリーライン
   「歴史」:サラミスの海戦、マラトンの戦いなど物語にしやすい戦いの存在。芝居の
        ような筋立て。かつ単純明快で劇的なハッピーエンド(ギリシャにとって)。
   「戦史」:持久戦や互いの勢力を削りあうのような消耗戦、代理戦争が主。途中で講
        和したりといろいろ紆余曲折あり。
ちなみに、ヘロドトスは読んでもあまり面白いと感じなかったので、それよりつまらない題
材をあつかった「戦史」はもっとつまんないのでは?と思っていたわけですが、実際に読ん
でみたところ、予想に反してはまっちゃいました。メロス島の対話、シチリア遠征と一気呵
成に読み終わりました。牽強付会かもしれませんが、ドストエフスキー好きなら、絶対あう
と思います。
今までに読んだ古代ギリシャ人本でベストといってよいです。
57人のお客様がこれが役に立ったと考えています
0コメント 違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.6
星5つ中の4.6
評価の数 11
星5つ
75%
星4つ
18%
星3つ 0% (0%) 0%
星2つ
7%
星1つ 0% (0%) 0%