カスタマーレビュー

2009年6月9日に日本でレビュー済み
音楽兵が現れる戦争映画としては岡本喜八監督作品の「血と砂」が思い出される。「血と砂」の主演の三船敏郎は、本作品「日本海大海戦 海ゆかば」では東郷役になっている。では音楽兵役はというと、故 沖田浩之である。三原順子、佐藤浩市、ガッツ石松らも個性を示す。本作品は勝ち戦を映画化したにもかかわらず、負け戦である「血と砂」より暗い。そのためか、音楽兵の吹き鳴らす曲はレクイエムだといわんばかりである。劇中に使われている「海ゆかば」は日露戦争当時にはなかった曲であり、作曲後も勝ち戦ではなく玉砕のイメージの染み付いた曲であるが、見る者に喪失感を与える本作品で使用されることに違和感はない。戦闘シーンを期待して見ると期待はずれになるかも知れない。全体にどこかやぼったさの漂う作品であるが、沖田らの演技には迫力があり、プロの兵隊でない点で民間人に近い視点を持つ音楽兵がどのように戦争に関われるかという視点から見ると、面白いドラマである。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
0コメント 違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち3.1
星5つ中の3.1
評価の数 17