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カスタマーレビュー

2009年9月5日
本書は、案外知られていないナポレオン時代に光を当てた歴史書。博覧強記型の著者の本だけに期待した。でも、結論を言うと期待は少しはずれた。読んで損だとは言わないが、以下の点で強くは推せない。1)膨大な情報を手際良く配置できず、複雑な国際関係や、人間関係が、十分説明されないまま、著者の興味の乗って書かれている。2)著者の気持ちが先行し、文章に安易な形容詞や副詞が多く、せっかくの「引用文」が、二重装飾に陥り空振り。3)ナポレオンが十分に描けておらず、故に三つ巴の相手になるタレーランやフーシェも結果的には上手く描けていない。世間相場の人物像を超えておらず、著者が興奮するほどに魅力的ではない。つまり、タレーランとはそういう奴だ、という相場通りの話でしかない。とくに、1)と2)ゆえに、なぜ、そんなにフーシェに著者が肩入れして書いているのか必然性がよく分からない。単に冷静で冷徹だ、と言っているに過ぎず、そんなことなら、いやらしい能吏に幾らでも居るじゃないか、ということになってしまう。その他配役も、やや唐突感がある登場の仕方が気になる。欧米にはよくあるこの手の「歴史と批評と文学」のあいの子みたいな表現形式を本書は狙ったのだろうか。もしそうなら、皮肉とユーモアとスピードが必要で、モンタネッリの「ローマ史」などのシリーズ(中公文庫)が圧巻だ。モンタネッリは、基本的な政治・社会関係、人間関係を過不足なく説明しながら、相場とは違う、著者独自の人物批評眼が魅力だった。本書は、日本では稀なジャンルであったが、大いに水をあけられた感じだ。ただ、著者の博覧がちらりと示され楽しかったのは、大陸封鎖令の結果登場したスコッチやホワイトリカーの挿話だ。雑学の妙味で、語ったほうが面白かったかも知れない。
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