カスタマーレビュー

2018年7月27日
 最近研究の進歩を総括する一般向け入門レポートであり、良くまとまっている。注目点を例示すると以下のごとくである。
1.ガンの大本は、がん幹細胞である。これを消滅させない限り、再発を皆無にできない。
2.ガン細胞は、マイクロRNAからなるメッセージ物質を放出して、人体やばらまいたがん細胞を制御している。
3.ガン細胞はちょっとした変異で多くの能力を獲得している。
4.ガンは、多くの変種から構成されているので、単一の分子標的薬では、単に生き残る種を選んでいるに過ぎない。したがって、目標のがん細胞とその周辺を同時に壊死させる戦略が重要である。ガンはがん細胞だけから構成されておらず、がん細胞とその周りの取り込まれた正常細胞および、だまされて連れてこられた未熟な免疫細胞から構成されている。免疫細胞は、通常、骨髄で生成され、免疫アカデミー(胸腺)で教育を受け、腸に移動して実勢教育を受けて一人前になるが、がんは骨髄で生成さればかりの未熟な免疫細胞を欺いて自己の周りに集め、がんに適した環境づくりに貢献させるのである。したがって、がん治療は、ターゲットがん細胞だけを死滅させるだけでなく、同時に対象外のがん細胞および周辺の正常細胞(取り込まれた免疫細胞を含む)を消滅させなければ効果がないのである。
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