カスタマーレビュー

2019年5月31日
書籍は原価、電子版ゼロ円で面白かったら投げ銭する本書のシステムは面白いと思った。

著者のエピソードでどうしても入りたい会社に何度も履歴書を送ったり社長にアポがある風を装って履歴書を渡すのも行動力があって良いと思った。

ただ、著者の出すサービスについては疑念の余地がある。

Travel Nowはゼロ円で旅行して2ヶ月後に支払いだが、このとき20%も手数料をとられる。
こんな高い手数料は貸金業ではできない。

CASHも同様に、最初にお金が振り込まれてから2ヶ月後までに品物を送るかお金を返すが、返金の場合はやはり20%の手数料がかかる。

本著で構想としてあった会社から給料前借りして利息20%を乗せて返すサービスも含め、多くのサービスが金融リテラシー弱者からの収奪だと思う。

金融リテラシー弱者はその場でお金が手に入るがその後で貸金業以上の利息を払わなくてはならない。
借りたお金は生活費に使われる。
海外旅行など不要不急の代物である。

そのような弱者に必要なのは即金ではなく
金融リテラシーの啓蒙や教育なのではないか?

確かに情報弱者から収奪すれば儲かる。

しかしそれは形を変えた消費者金融や債務者を生み出しているだけであって、他のベンチャー企業のような本質的な価値を提供しているとは言い難い。

著者は見せ方が重要で、質屋アプリ、消費者金融アプリと思われないためにCASHを黄色でキレイなデザインにしたという。とんだ整形美人だ。

スティーブジョブズはiPhoneを高性能携帯パソコンとは言わず電話Phoneと言ってパソコンを使わない層にもアプローチした。
しかしそれはiPhoneが絶対に消費者にとって役に立つと思っての使い手を増やすためのアプローチだ。
著者の整形美人のアプリやサービスとは違う。

しかしリテラシーの低い層が世の中に多いのも、それらに商売して成りたっているビジネスがあるのも事実。

だが弱者からの収奪ビジネスを「世界を変える」というのは論としておかしい。悪いほうに社会を変えたとしたらそれも世界を変えたとは言い張れるが。
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