カスタマーレビュー

2006年3月26日に日本でレビュー済み
 中学生の頃買ったのに、20代後半になった今でも聴いてしまっている素晴らしいアルバムw音の密度がそんじょそこらのポップスやR&Bまがいのアーティストとはわけが違う。

 この頃のOLの曲をアシッドジャズやインコグニートと近づけて考えてらっしゃる方がいるようだが、40年代から現在までのジャズ全体を聴きまくってきた自分からすると、田島さんの音楽的な追究姿勢は、むしろジョー・ヘンダーソンやフリーに傾倒する以前のコルトレーンに近いものを感じる。インコグニートなんかはリラクゼーション、心地よさ、人類愛のようなものを演出してくれるが、この頃のOLの音楽はむしろかなりストイックさとソリッドさがある。耳を緊張させて聴いてないと、その創造性を捉えきれなくなってしまう。油断ができない。音楽聴いてて「油断ができない」なんて思わせる時点で尋常じゃないwスゴ過ぎる。

 これだけジャズテイストを交えつつ大衆受けするように加工するのは、相当大変だったんじゃないかと思う。特にベースを担当されてる方は素晴らしい。ジャズの一流ベーシストと比べても遜色ないくらいにメロディアスで、他のメンバーを煽り立てるような創造的なラインで攻めてくる。大衆受けするように矯正されている以上、本格的なインタープレイとまではいかないが、ベースだけでもポップスやロックが児戯に等しく思えるくらいのレベルにある。「rainbowrace」リリース後に彼が脱退したのは本当に残念だ。

 中学の頃にOLに出会い、大学からジャズを聴きまくり、10年以上の時を経てもう一度今聴いて、改めてその素晴らしさに感嘆させられる。ジャズの魅了されて今はほとんどポップスやロックを聴かなくなったが、この頃のOLだけはやめられない。たまらんね、こりゃ。
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