カスタマーレビュー

2018年5月27日
20世紀初頭から60年代にかけて、マンハッタンの移民の住環境は厳しく、トイレなし、窓なしの不衛生状態。治安も悪く、ミドルクラスの郊外への流出が続き、このまま放置すれば都市は衰退し、暴動さえも起こりかねない。この状態を憂いたモーゼスは、都会の居住者に健全な娯楽を与えようと、州立公園を多数創設し、パークウェイ、高速道路網を整備した。ノブレスオブリジェ精神の持ち主だったといえる。その後、連邦資金や民間資金を使って、スラムを撤去し、近代的住居を大量供給する。
権力をめぐる政争に巻き込まれた上、近隣の保全を提唱するジェイコブズにも反対運動を展開され、彼は失墜する。だが、今世紀に入り、疲弊した都市インフラの実態が明らかになるにつれ、彼の業績の再評価の動きが出てきた。都市を衰退から救ったモーゼスの事業の再評価だ。ジェイコブズびいきにあまりにも流れすぎた世論は、再び第2のモーゼスの出現を求めて是正されるのだろうか。
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