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2018年10月7日
■東洋思想の専門家である著者は、現代は「時代の転換期にある」と言う。その転換期に観られる「パラダイムシフト」と、そこに必要となる「西洋と東洋の知の融合」について簡易・簡潔に語った本。
■パラダイムシフト(≒価値観のシフト)については以下の7つが語られています。
 1.「機械的数字論」から「人間的生命論」へ
 2.「結果主義」から「プロセス主義」へ
 3.「技術・能力偏重」から「人間性重視」へ
 4.「見える世界、データ主義」から「見えない世界、直感主義」へ
 5.「外側志向」から「内側志向」へ
 6.「細分化・専門化型アプローチ」から「包括的アプローチ」へ
 7.「自他分離・主観分離」から「自他非分離・主客非分離」へ
■これまでのパラダイムが近代西洋思想一辺倒であったこと、そしてそのシフトには東洋思想との融合(どちらかの是非・択一ではなく「融合」がポイントです)が必要であることが説かれます。それぞれについて起きている事象や事例が語られます。
■文章も、まるで講義の書き取りのように、読みやすく書かれています(理論書ではありません)。
■本書一読後、自分の身の周りや世の中で起きている変化を考え直したり見抜こうとする上では、上記7つを認識しておくことによって非常に有用でした。
■私のみならず、周りの40代後半から50代サラリーマンが「自分達は割を食う世代だ」とか「いまどきの若い人たちは出世しようとしないのはおかしい」と愚痴をこぼしているシーンによく出会うが、いずれも上記の「パラダイムシフトについていけない危険な兆候」であることがわかりました。
■なお本書では具体的なソリューションは提示されません。本書を読んだ一人一人がこの変化をどう乗り切るのか、自分のコンテクスト/コンテンツに合わせて考え抜かなければなりません。読書を、自分の状況に引き寄せて考え抜き応用や適用したり、思考と行動変容の刺激や糧にすることに慣れている方には、強くオススメします(一緒にこの時代をよいものにしていきましょう)。
■一方、安易に答えや直接的なソリューションを読書に求めている人には不向きです。買わない方が良いです。
■このように、万人向けではないので、星は4つにしました。
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33
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