カスタマーレビュー

2015年7月26日
その上で:
作文時に間違いやすい事柄がいろいろ書いてあり、なかなかまとまっていると思います。ただ、他の人も書かれている通り、少々オーバースペック気味で答案作成には必要のないレベルまでが書いてあるのと、若干疑問のある解答例がある。これを見分ける能力がないと、無駄に時間を使う可能性があります。

もう一つ注意点として。模範解答が1例しか示されておらず、多々考えられる別解にはほとんど言及されていません。
なので英作をこれだけで間に合わせようとすると、得られる知識がまったく足りないと思います。他に、別解に詳しい参考書で学んでおく必要がある。

受験における現実としては、文の構造が正しく、語法的な間違いがなく、かつ日本語の意図がほぼ表現できていれば(完全変換する必要はないし出来ない)合格点です。なので自分の知識の範囲で正確に書いたほうが有利。

構成は:
1章に英訳の基本を40の問題に絡めて解説。そして頻出語彙のまとめ166個。ここだけ見ても英作のヒントがいろいろ書かれています。

たとえば現在完了と現在完了進行形の使い分けについて、最上級を使うか比較級を使うかなどと、似たような語句(find,notice,realizeなど)のニュアンスの違い。英作となるとどうしても日本語の表現に引きずられてしまいがちですが、同じ内容を示せていれば英語は別な表現でもOKです。

受験レベル以上と感じるのは、著者は流麗な文にすることになんどか言及していること。どんくさく見えても中身が合っていて文として間違っていないことが重要です。

2章と3章は難関校の英訳と自由英作。解答と作るまでの過程が細かく書かれているのは良い点。ただ一連の東大の要約問題で50~60語となっているのに、模範解答が40語程度なのはまずいと思う。

また、学校での携帯持ち込み禁止をどう思うか考えを書け、という問題で、授業中呼び出し音が鳴らないようにしておけば良いだけ。という解答なのだが、この手の問題はもっとしっかりした見地の意見を求められていると思う。

いろいろ書いたが、英作の問題をこなしながら合間に読んでおく参考書としてはお薦めします。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
0コメント 違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち3.8
21