カスタマーレビュー

2008年11月1日に日本でレビュー済み
いま保守論壇を二分している感があるいわゆる「皇太子妃問題論争」。
皇太子妃の行状を批判し「天皇制度」の行く末を憂慮する西尾氏と、皇室への批判はまかりならぬと西尾氏を批判する、保守派知識人たち。
私は、西尾氏の憂慮は決して杞憂ではないと思う。
西尾氏が著書で論じているように、保守派知識人にとって「天皇制度」の必要性や永遠性が自明のものであったとしても、「天皇制度」についてろくに教育を受けていない我々にとって必ずしも自明のものではないからだ。
「天皇制度」の必要性や永遠性を自明とするような教育されてきた世代が減少しつつある現在、「天皇制度」が直面している危機について、保守派知識人はあまりに楽観視しすぎているように思える。
特に昨今、「格差社会」などと言われ、ワーキングプアと呼ばれる低所得者層が増えつつあり、そうした人達の怨念の矛先が、「天皇制度」を快く思わない政治活動家の策謀によって、自由気儘に振る舞う皇太子夫妻、ひいては皇室そのものに向けられ、「天皇制廃止論」が力を得る危険性が極めて高い。
そうならないためにも、皇室への批判は必要であると考える。
ただ、西尾氏の皇太子妃批判には、いささか暴走気味だなと感じる所も少なくない。
たとえばインターネットの無責任な発言や、知人女性たちの皇太子妃への不快感などを基に皇太子妃批判を展開するのは無理が過ぎると感じる。
46人のお客様がこれが役に立ったと考えています
0コメント 違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち3.7
星5つ中の3.7
評価の数 11