カスタマーレビュー

2018年2月6日
 このアルバムでは、一番最初の曲が、アルバム名と同じ「 ボーン・イン・ザ・U. S. A  」で、最後の曲が、「 マイ・ホームタウン 」という< 配置 >になっていますが、ブルース・スプリングスティーンが< どうしてこのような配置にしたのか? >という点について、< ひとつの解答 >が閃きました!

 まず、最初の「 ボーン・イン・ザ・U. S. A  」という曲は、今はどうだか?知りませんが、アルバムが発売された頃は< 単なるアメリカ讃歌だ! >と< 勘違い >されてきました!

 そして、皮肉にも当時のレーガン大統領は、< アメリカ国民の愛国心を煽る政治キャンペーン >にこの曲を< 利用 >しました! おそらく< 意図的に勘違いをして利用した! >のでしょう。

 しかし、ブルース・スプリングスティーンの本心は、< 自国を愛する気持ちを持つ! >のは< 大切 >なことではあるが、< プロパガンダによる印象操作や情報操作 >による、< 自国だけを愛する愛国心、感情的になり良識を問わない愛国心 >は、結局のところ< 悲惨な結果 >を招くだけ!だから、< オレは支持しない! >ということなのだ!と思います。

 つまり、「 ボーン・イン・ザ・U. S. A  」という曲は、< アメリカ国民の愛国心を煽る政治キャンペーン >を批判するつもりで創った!にもかかわらず、アメリカ国民から< 単なるアメリカ讃歌だ! >と勘違いされたことをレーガンにつけこまれて、皮肉にも< アメリカ国民の愛国心を煽る政治キャンペーン >に利用されてしまった作品なのだ!と考えることができます。

 ちなみに、曲の中で何度も繰り返し流れる「 Born in the U. S. A (I was) 」いうフレーズは、< アメリカ国民の愛国心を煽る政治キャンペーン >を音楽的に表現している!のだと解釈すべきです。また、この曲の主人公の< ベトナム帰還兵 >が、国家による政治キャンペーンの影響をもろに受けて、国家の思惑通りに< 自分がアメリカ人であることに誇りを持っている! >という含意がある!ことも、もちろんです。

 それでは、ブルース・スプリングスティーン自身は、< どのような自国を愛する気持ちを持つべきか? >と言っているか?いうと、< それを見事に歌い上げた! >のが、アルバムの最後の曲「 マイ・ホームタウン 」なのだ!と思います。

 おそらく、それは< パトリオティズム >と言われているもの、つまり、< 国家 >というよりも、< 自分が生まれ育った故郷 >や< そこでの生活や仲間たちとの楽しい日々 >を愛する気持ち、別の言い方をすると、< 国家による国民の愛国心を煽る政治キャンペーン >の影響など受けなくても、< 自然と湧き上がってくる故郷を愛する気持ち >を大切にすべきだ!と歌っている!のだと思います。

 ボク個人は、「 マイ・ホームタウン 」の考え方が、ベトナム戦争映画の最高傑作『 ディアハンター 』の非常に重要な登場人物で、< あまりにもショッキングな死に方 >をした< ニック >というキャラがいますが、< そのニックの故郷を愛し、仲間を大切にする気持ち >と< シンクロ >している!というか< 共鳴し合っている! >と思いました。

 以上から、『 ボーン・イン・ザ・U. S. A  』というアルバムは、< 自国を愛する気持ちとは何なのか? >ということがテーマで、一番最初に、< 国家による国民の愛国心を煽る大々的な政治キャンペーン >によって形成された愛国心を< 否定 >して、その代わりに、アルバムの最後で、自然と湧き上がってくる< パトリオティズム >を大切にすべきである!と歌っており、さもないと< 自分たちの生きていく拠り所がなくなってしまうぞ! >という、そういう< 構成 >になっている!のだと思います。
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