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ベストレビュワーランキング: 249,472
参考になった: 101

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斎藤十二さんが書き込んだレビュー

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ページ: 1
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タイム・スリップの断崖で
タイム・スリップの断崖で
絓 秀実著
エディション: 単行本
価格: ¥ 2,484

21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 誤植や誤記がやや多い, 2017/2/22
この本は些か誤植や誤記が多い。橋考三郎、仙石、綿谷、国会戦略室、日論む、日指す、神原英資、・・・と目に付いた。
これらの間違いは校正段階で一、二回通読すれば訂正できるものである。
優れた時評集であり装幀も秀逸なだけに、本文編集の粗雑さが瑕瑾を超えた瑕である。
追記すれば、本書を読みながら著者が三十三年前に発表したある書評で「いかに優れた本でも誤植が多いと貧しく見える」と書いていたのを想い起したのである。


反米という病 なんとなく、リベラル
反米という病 なんとなく、リベラル
小谷野 敦著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,620

51 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 なんとなく、リアリスト, 2016/4/15
著者が左右両翼なで切りにして得意がっている、おなじみの散漫な随筆が本書である。
著者によれば「なんとなく、リベラル」というのは「天皇制を認める九条護憲派という奇妙な存在」(17頁)「天皇制を支持する護憲派」(20頁)らしいが、憲法第一章は天皇条項なのだから、護憲派(憲法全条文を護ろうとする人々)が天皇制を支持するのは「奇妙」ではなく当然である。「なんリベ」というのは進歩的文化人(反反共)の言い換え以上ではなく、事新しく造語する意義は認められない。
「専守防衛でいいではないか」(115頁)とあるが、著者は集団的自衛権を部分的に認める、つまり専守防衛からいくらか踏み出すことを可能とする安保法制には賛成らしく、撞着していないか。イラク戦争にも著者は賛成らしい。安保法制もイラク戦争も「なんリベ」がなにやら反対しているから天邪鬼よろしく著者は賛成してみせたに過ぎないのではないのか。湾岸戦争やタリバン政権下のアフガニスタンへの攻撃は正当かつ不可欠な軍事行動であるが、イラク戦争を、とってつけたように人道的介入など持ち出して、肯定してみせるのは所詮は反反米の「なんとなく、リアリスト」というべきである。
著者によれば「日本の国民はなかなか賢明」(186頁)「一般大衆のほうが賢明」(241頁)らしく、それゆえに革新勢力の強いマスメディアの影響などさして受けずに多くの国民・一般大衆は自民党を支持してきたという。その多くの「賢明」な国民・一般大衆が天皇制を戦後一貫して支持してきたのではないのか。著者によれば「最近の大手メディアでは、天皇制について根本的に考察することはタブー」(18頁)にしているから、「賢明」であるにもかかわらず国民・一般大衆は天皇制が身分制であると気付けないというのである。しかし、天皇制は戦後一貫して多くの「賢明」な国民・一般大衆に支持されてきたのであり、「最近」のマスメディアによる言論統制とは何の関係もない。「一般庶民は、日本がまともに使える軍事力と法の整備を望んでいるのだから、今さら真の意味での論点にならない」(204頁)ならば「一般庶民は、皇族に親しみを覚え天皇制が維持されることを望んでいるのだから、今さら真の意味での論点にならない」ということになろう。つまり、民衆を持ち上げ知識人を批判するという常套的遣り口が愚劣なのである。十代の頃憲法九条擁護の左翼であった著者は、「左翼が転向する時は、「民衆」に頼るものである」(203頁)の例に漏れないのであろう。
「成蹊大卒の安倍晋三や、学習院大卒の麻生太郎の、ぶざまな総理ぶり」「しかし安倍や麻生は、東大卒の政治家の息子や総理大臣の孫であり、そんな家に生まれて成蹊大や学習院大では、そりゃ頭が悪かったんだろうと思うしかないではないか。もちろん二人とも、私のこの予想には見事に応えてくれた。そして東大卒、スタンフォード大博士号の鳩山由紀夫は、国連で英語でちゃんと演説している。」とは2010年刊『天皇制批判の常識』における文章である。無論このような文章こそ「ぶざま」であり、六年後の今日、自民党を支持してきた多くの国民は賢明だと書き次の選挙も自民党が勝利するだろうと得意気に予測してみせるのは重ねて「ぶざま」である。
コメント コメント (3) | 固定リンク | 最新のコメント: Jul 14, 2016 6:15 AM JST


死ぬことを学ぶ (新潮新書)
死ぬことを学ぶ (新潮新書)
福田 和也著
エディション: 単行本

29 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 玉石の石, 2012/2/24
福田和也おなじみの粗製乱造本である。

同じ新潮新書から以前刊行された『人間の器量』が多少好評であったのか、『人
間の器量』が「生き方」なら、今度は「死に方」だという、安易な企画意図が透け
て見える。柳の下にいつも泥鰌はいない、のである。

この著者の、文体意識と取り違えた自己意識の肥大のために、悪しきケレンやパフ
ォーマンスが鼻につく自己注釈の多い文章は鬱陶しいこと甚だしい。かつての青二
才のパンク右翼も数え五十三歳である。どうにかならないものか。

この著者のいつもの遣り口であるが、ネタの使い回し(例えば幸徳秋水の挿話は何
度目か)が夥しい。このような職業意識に悖る本を上梓できてしまうのは文筆家とし
て、"恥じらいの如きもの"を欠いている証である。まったく読むにたえない。


小説家 (講談社文庫)
小説家 (講談社文庫)
勝目 梓著
エディション: 文庫

8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 掛け値なしの傑作, 2010/7/2
レビュー対象商品: 小説家 (講談社文庫) (文庫)
通俗読物作家として多忙になるまでの起伏の多い生涯を、
印象的な情景と内省を交えて、濃厚に描いた小説である。
福田和也は「闘う時評」でこの小説を2006年のベストであ
ると記していたが、その評価通りの傑作であった。

蛇足ながら二つ気になる点を記す。
講談社文庫版26頁に「彼は二十八歳のときに、生後二ヵ月の
自分の息子を失くしている」という記述がある。
この出来事はIIの「眺望」という章で詳述されているのだが、
その章では「生まれて十一日目の午後に、朴郎の呼吸が細くなった」
「わずかに十一日間しか生きなかった」「十一日間しか生きなかった
嬰児の生死」「生後十一日の仏」といった記述が見られる。
どちらの記述が正しいのだろうか。恐らく前者が誤植かと思われる。
二つ目は池上冬樹の解説中436頁の「再婚相手で後に作家となるT女」
という記述である。「再婚相手で後に作家となる」のはC女である。
ちなみにC女は高瀬千図であるという。


本業 (文春文庫)
本業 (文春文庫)
水道橋博士著
エディション: 文庫

6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 良書, 2010/5/11
レビュー対象商品: 本業 (文春文庫) (文庫)
水道橋博士特有の言葉遊びを連打する濃密な文体による書評はどれも面白い。
時間と労力を費やした文章だということが伝わる。素晴らしい。
しかし、単行本版はいざ知らず、文庫版第1刷に関していえば、誤植が目について不快である。
これはもちろん著者ではなく、出版社の責任である。校正をしっかり頼む。


人間を磨く (新潮新書)
人間を磨く (新潮新書)
桶谷 秀昭著
エディション: 新書

10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 桶谷秀昭の稀な駄本, 2007/8/16
レビュー対象商品: 人間を磨く (新潮新書) (新書)
桶谷秀昭氏には二つの貌がある。
一は重厚な文芸批評家としての、他は凡庸な保守派として
当世を陳腐に慨嘆する時論家としての貌である。
当然、前者が桶谷氏の本領である。

この本には幾つかの味わい深い文章が収録されてはいるも
のの、総じて主に後者の側面が色濃く滲んでいる。
故に桶谷氏の本領は発揮されておらず、氏の文章を読む醍
醐味は味わえない。桶谷氏の文章を味わうなら
昭和精神史 (文春文庫)
昭和精神史 戦後篇 (文春文庫)
日本人の遺訓 (文春新書)
を読むほうが断然よい。


現代人の論語 (文春文庫)
現代人の論語 (文春文庫)
呉 智英著
エディション: 文庫

14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ラディカル・コンフューシャニズム入門, 2006/12/1
レビュー対象商品: 現代人の論語 (文春文庫) (文庫)
この書籍は最良のラディカル・コンフューシャニズム入門書である。格言集
として、或いは経学的解釈に基づいて論語を知っているだけの者にとっては
過激であり、著者が原儒教に焦点を当てているという意味で根底的である
が故にである。版元の云う「不朽の名著」に偽りはない。


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