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新しい人さんのコンテンツ
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参考になった: 1523
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新しい人 "新しい人"さんが書き込んだレビュー (大阪府)
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19 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
例えばそれは破瓜の痛みの様に, 2014/8/4
世界は僕のものなのに、僕は彼女のもの。つまりは世界は彼女のものであり、彼女にとって僕は世界のほんの一部分でしかなくて、だからどうってこともない。
ただ、ふと思うんだ。例えば僕が消えたら君は悲しむのだろうか、と。僕の想像だけど、君はきっと涙もみせず、美しく長い指に不釣り合いな趣味の悪いネイルアートうっとりと眺めながら眠りに着くのだろう。僕はそれを悲しいとは思わないし、君も悲しいとは思ってはくれないだろう。
それでいい、と僕も君も笑い、少しだけ泣いた。僕と君の距離はそのようなもので、例えばそれは破瓜の痛みの様に激しいものでなく、流れ落ちた君の血液がつけたシーツの染みのように曖昧なものであってほしいと思う。せめて、このワンダーランドでは。
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54 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
だから、君は僕を赦さなくて構わない, 2012/10/8
音の粒子をひとつひとつ追ってゆくと、そこにあったのは懐かしい笑顔。 無邪気に虫ケラを踏み潰す君に触れたくて手を延ばしてみても、僕にはどうしたって届かない。 君は遠くて、こっちにいる僕のことに気づけない。
このアルバムに流れる通底音はあなたがもう失ってしまったイノセンスに対するノスタルジーだ。 もうここにないものに対する祈りのような、悲しみのような、諦めのような、そういう音楽だ。
君は今も遠くで笑っている。 君は宝物のガラクタを握りしめている。 君は無垢な目で世界の欺瞞を見抜いている。 君は僕をどう思うだろうか? 君は僕を憐れむだろうか? 君は僕を赦してくれるだろうか?
明日にはきっと、僕は君のことを忘れているだろう。 僕はそんな僕を赦して、のうのうと生きる。
君は僕の罪を赦すな。 それが、僕の罰だ。
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3,444 人中、1,430人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
綺麗な世界, 2006/10/1
世界の終わりを大好きな女の子と眺めている感じ。
廃墟でじゃれあってるような、血の海でキスをするような、とにかくそんな感じ。
満員電車ではこれを聴きます。
目を瞑ると。
とても暗くて残酷な世界。
あまりの凄惨さに少し居た堪れなくなるほどの光景。
オワルセカイ。コワレルキミ。
悲しいね。
だけど現実よりもよっぽど綺麗だ。
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LIFE |
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15 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
太陽, 2006/6/8
太陽のようなアルバム。
太陽といっても爽やかな燦燦と降り注ぐ太陽じゃなくて、もっと蠢いていて沸々としていてドロッとしたエネルギーの塊そのものみたいな。
そんじょそこらの音楽とは放つ熱量の桁が違う。
彼の太陽についての言葉の引用だけど
「甘くて、破壊的なエネルギーを持つ、毒に近いもの」
まさにその通り。
このアルバムのような毎日だったら普通の人間ならとっくに廃人になっちゃう気もする。
恋に落ちたときのとんでもないエネルギー。
本人すら焼き尽くすほどの。
多幸症ぽい。
けど、だからこそ素面の「いちょう並木のセレナーデ」が一層染みます。
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61 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
優雅、ということ, 2006/4/9
なんというか。
個人的には彼の最高傑作だと思う。
というよりも今まで「詩人」と捉えられていた彼の「音楽家」としての最高傑作だと思う。
これを朝目覚めるときにかけると、本当にいい。
陽の当たる部屋、顔を洗い、朝食を作り、小鳥にえさをやる。
そういった日常のシーンにとても合う。
個人的な考えだけど「優雅」の本質は「のんびり」ということだと思う。
この作品はとても優雅である。
ただ「癒し」や「スローライフ」、「セレブ」といった怠惰さのようなものはここでは削がれている。
純粋「音」から判断できたものか、「小沢健二」という作家の作品であるからそう感じるのかは僕にはわからないが、音全体に鬼気迫る執着心や緊張を感じる。
ストイックなのんびり。
優雅に生きる、とは、多分こういうことなのだろう。
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