Androidアプリストア Amazonファミリー Amazon Cloud Drive SOS0317 Amazon MasterCard nav_flyout_biss Music ファッション Fire HD 8 Fire TV stick お花見特集 花粉対策特集 新生活ストア Kindle Amazon MP3 自転車 バチェラー・ジャパン
灰色のアルベリヒさんのプロフィール > レビュー

プロフィール

灰色のアルベリヒさんのコンテンツ
ベストレビュワーランキング: 683,176
参考になった: 2809

ガイドライン:Amazon.co.jp コミュニティのガイドラインについてはこちらを参照してください。


灰色のアルベリヒさんが書き込んだレビュー (横浜市港北区)

表示する順番:  
ページ: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11-17
pixel
Collection
Collection

1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 廉価盤だが内容はしっかりしている, 2013/2/23
Amazonで購入(詳細)
レビュー対象商品: Collection (CD)
収録曲は

[01] Hard To Say I'm Sorry
[02] Baby What A Big Surprise
[03] You're The Inspiration
[04] (I've Been) Searchin' So Long
[05] 25 Or 6 To 4
[06] Does Anybody Really Know What Time It Is
[07] Love Me Tomorrow
[08] Along Comes A Woman
[09] Tell No Lover
[10] Wishing You Were Here
[11] Just You 'N' Me
[12] Questions 67 & 68
[13] I Don't Want To Live Without Your Love
[14] Beginnings
[15] Street Player
[16] Saturday In The Park

私も40年を超えるシカゴファンである。オリジナルアルバムは全部CDで持っているが、そのあまりの安さゆえ購入した。

"Chicago 19"までのアルバムからの選曲で、P.Ceteraの曲が多くを占めてしまうのは仕方ないだろう。が、昨年の日本公演で初めてセットリストに登場した[15]が入っているなど「ほほー」と思わせる部分もある。

「シカゴってどんなバンド?」っていう層向けではあるが、一定の水準にはある。もちろんライナーノーツの類はないが、曲ごとのタイミング表記に少なからぬ誤りのある不思議なアルバムでもある。


第2バチカン公会議 公文書全集
第2バチカン公会議 公文書全集
南山大学著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,998

20 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 現在とこれからの(!)カトリックだけでないキリスト教を考える基本文献。ただし、一般向けではない, 2008/1/5
Amazonで購入(詳細)
私のような、素人で、かつクリスチャンでもない人間がこのような書を買った(まだ、完読には至っていない)きっかけは、ヴァチカンないしローマ法王に関する一般向けの近著で、「21世紀を迎え、第三バチカン公会議の召集が待たれるところである」という記述に驚いて、検索した結果、本書の存在を知ったことにある。

ま、もうどうにも止まらない新刊本の大量生産で、一般向けの書物のレヴェルは凄まじく低下しているからこうした例は無数に経験しているけど、やはり「あまりにひどい!」と思った。

多少なりとも事情をご存知の方には、明らかに課題を積み残したまま終わった「第1」とは違い、「第2バチカン公会議」が極めて多数の、それもローマ・カトリック教会の歴史でも大きな意味のある公会議であったのは常識に属しよう。そして、40年を経たいまでもその「意義」についてのさまざま議論とそれに沿った実践的努力が続く(こうした事情は日本語文献では殆ど分らないけど)状態であって、その「評価」を論じる段階にすらまだ至っていないというのがド素人の愚生の思うところである。

ネットの発達で、こうした文書はヴァチカンの公式サイトからたどれば、愚生の貧しき語学力でもなんとか入手は可能だろう。が、辞書と同じで邦語で1冊に纏められた本書をぱらぱら眺めているだけで実に良い勉強になる。無論、神学的議論を十分に理解する能力の無い私にはその意味するところの極々わずかしか理解できないのは明白。でも、それを多少は補ってくれる文献は多数存在する。

一切の解説的補足の無いものだけど、こうした一次資料が常に入手可能で、かつ安価であることはとてもすばらしいことである。但し、翻訳者名も日本語版の意味についても全く記されていない点だけはややひっかかる。


日本人としてこれだけは知っておきたいこと (PHP新書)
日本人としてこれだけは知っておきたいこと (PHP新書)
中西 輝政著
エディション: 新書
価格: ¥ 799

198 人中、64人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 劣悪の極みの書で、☆はできれば1個未満にしたいほどだ!, 2007/11/15
安倍の政権放り出しは無残で、日本人として恥ずかしかった。
で、そのブレーンの筆頭格と言われる著者の近著として読んでみた。

本書には記述はないが、日本の現状と将来を深く憂うことでは私も同じだと思う。が、それは急激に変わる世界と日本の現状を冷静に観察・分析することから考え始めるべき問題。
それを一切せずにひたすら復古を叫ぶ著者はこの時点で失格である。

そもそもその論は粗末の極みで至る所で内部矛盾し、論理的に破綻している。
世界が変わるには60年かかると言いつつ、日露戦争から太平洋戦争まで40年近い開きがある、というかと思うと1400年前の聖徳太子を持ち出す始末。
こうしたを杜撰極まる記述だらけの本書を最後まで読みきるのは苦痛であった。

例はきりがないが、著者にはニューディール政策も田中角栄の列島改造論も、つまり所得の再分配を目的とする政策は全て「共産主義」に見えるようだ。これには保守派の方々も困惑しよう。張作霖の爆殺事件を息子のしわざという珍説にに頷くまともな歴史家はいないはずだ。憲法に定められた天皇の国事行為を「宗教儀式」とするは笑われるだけ。日本の宗教を神道と仏教とする文章を引用しつつ、仏教に全く触れないのは明白に「論理」未満。

そもそも著者は歴史について恐ろしく「無知」である。
英国国教会の成立がヘンリー八世の離婚という個人的理由によることや、古事記・日本書紀が成立した天皇政権の正当性を主張するために書かれたことをご存じないし、記紀に奇跡譚がないというのは著者が例えば神武東征の部分だけでも原文を読んでいたら絶対に書けない文章だと愚生は考える。
極々わずかだが、本書で初めて知ったこともあるけどそれは全体を見れば枝葉末節というもの。

結論としては本書中の某氏への批判文が使える。
こんな劣悪な本を書く人が京大教授を務め、政権に大きく関与したのだから、現在の日本がいかに知的モラルに欠けるかがよく解った。
コメント コメント (1) | 固定リンク | 最新のコメント: Nov 28, 2009 1:37 AM JST


十五少年漂流記 (角川文庫)
十五少年漂流記 (角川文庫)
ジュール・ヴェルヌ著
エディション: 文庫
価格: ¥ 432

18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 40年(?)ぶりの再読は、やや意外な結果に, 2007/11/13
間違いなく、小学生時代に読んで以来の再読である。なお、この版を選んだ格別の理由はなかった。

「スリリングな冒険物語」に印象が残っていたが、再読してみて「これはきわめて政治的な物語だ」と強く思った。解説にも少し触れられているけど、「共和制」の賛美という側面の存在とその大きさに驚くこととなった。

これには、アメリカの独立戦争とフランス革命との間の密接な関係をきちんと教えてくれた高校の歴史教師のおかげもある。ここで恩師に感謝をしておこう。そう、かの「自由の女神」像は独立百年の記念にフランスが贈った物であり、この書はまさにその時代に書かれたのである。

一方で、植民地支配に何の疑問も持たないなど問題点も多い。一例だけ挙げると、ケートさんを母国に帰さないハッピーエンドは異様である。この書が日本以外では母国のフランスも含め殆ど忘れられた存在である意味も解る気がした。私に子がいたら、この書を読ませるには何らかの配慮をするだろう。今の子達はどう読んでいるのだろうか?

訳文に多少疑問があるのと、底本に関する解説が混乱するなどの問題も感じた。
ゆえに、☆は3つどまりとする。


裁判員制度はいらない
裁判員制度はいらない
高山 俊吉著
エディション: 単行本

17 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 こんなとんでもない制度は直ちに止めねばならない・・・, 2007/11/8
Amazonで購入(詳細)
レビュー対象商品: 裁判員制度はいらない (単行本)
この本を読んだのは相当に前である。「裁判員制度」について他書のレヴューで「時期尚早」などと解ったようなことを書いた自分が情けなくなり、レヴューが遅れた。

でも、その間に見たことを2つ指摘しておこう。

ひとつは日本人のあまりの劣化である。食品関係の嘘のオンパレードはどんどん続くし、新聞の社会面に「お詫び」広告が載るのが毎日のようである。個人的にも、若者だけでなく、いい年をした人々の余りの行動に悩ませられる日々が続く。

二つ目は、法律の専門家への疑問。量刑不当は最高裁への上告の理由にならないはずが(無論、専門家でも議論のあることは承知しているが…)あっさり差し戻されたり、女性の離婚と出産の問題では与党の(!)プロジェクト・チームの努力が吹っ飛ぶ。表には顔を出さない(こういうのを卑怯とか無責任と呼ぶのではないか?)が、そのリーダー格は弁護士だ。「法秩序」と「道徳的価値観」の違いさえ区別できない(理系の私でも教養の法学できちんと学んでいる)人間が、法曹家でかつ国会議員(英語では"Law Maker"だ!)というのは余りにひどすぎる。正さねばならないのはこうした専門家の育成方法であることは余りに明白である。

確かにこの書にはいくらかの問題はある。でも、そんな問題など瑣末に思えるほど「裁判員制度」は悪法である。この拙文を読んでくださる方に問いたい。もし、あなたが訴えられるような事態に陥った場合(多くの方はそれを想像できないのだろう。でも、一向に減らない冤罪事件を考えられたい)、あなたを裁くにふさわしい人が周囲にどれだけいらっしゃいますか?

自分の蒙昧を気づかせていただいた本書には☆は可能ならいくらでも差し上げたく思う。
コメント コメント (1) | 固定リンク | 最新のコメント: Mar 9, 2010 9:29 PM JST


太平洋戦争 日本の敗因〈4〉責任なき戦場 インパール (角川文庫)
太平洋戦争 日本の敗因〈4〉責任なき戦場 インパール (角川文庫)
NHK取材班著
エディション: 文庫
価格: ¥ 864

17 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「あの戦争」を具体的に知ることの出来る1冊, 2007/10/31
Amazonで購入(詳細)
今回、再読した。前回とやや異なる印象を受けたのは、報道という本書の性格からだろうがミャンマー(ビルマ)の軍事政権に対する見方が極めて甘い。
本質的じゃないと思われるかも知れぬが、政治が軍隊によっている国は極めて多い。これもまた「軍隊」の大きな本質的性格だと思う。自衛隊も「省」に昇格しペルシャ湾など旧日本軍も及ばなかった地に赴くに至ったし、わが国の政治は劣化が余りに激しい。危惧の念が少しずつ増している私だ。

その一方、靖国問題に見られるように日本人の多くが「戦争」というものに「正当な拒否感」を失いつつあるように思う。本書は量が少なすぎるけど、旧日本軍の兵士たちが如何に無残な死を遂げたかが、相当程度に具体的に書かれている。
これをお読みになれば、「日本を守るために犠牲になった英霊」なんて表現はとてもじゃないが素直には使えなくなるはずだ。

インパールに限らない。ガダルカナル、レイテ、沖縄・・・。戦争指導者のためにあまりに無残な死を強いられた「昭和の戦争」の実態をどれかひとつでいいから、特に若い人に是非知っていただきたいと思う。それなくしての抽象的な「国を守るために死ねるか」といった議論は空虚そのものである。
そして出来ればイラクをはじめ現在行われている「戦争」についても是非、具体的な実態を知って欲しいと思う(この点でも日本のジャーナリズムはあまりに非力だが…)。

冒頭に述べたこととあいまって「憲法9条」を考える上で大きな参考になると思うし、「9条」を生んだ背景を考えない改憲議論はこれまた空虚だ。

最後に「責任」について一言。
インパール作戦に限らず軍の指導部の「無責任」は明白であり、それを指弾することは容易である。
じゃ、「責任ある行動」とは何を意味するのだろうか?
とりあえず「事後責任」に限ろう。牟田口中将が自決していたらいいのか?
今日の日本にも当てはまる大問題である。是非、考えていただきたい。


バチカン―ローマ法王庁は、いま (岩波新書)
バチカン―ローマ法王庁は、いま (岩波新書)
郷 富佐子著
エディション: 新書
価格: ¥ 799

19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 類書はある。もう一段のほりさげを期待する, 2007/10/29
記述から察するに著者のデビュー作である。
著者は新聞社の特派員として、ヨハネ・パウロ二世の逝去と後継のベネディクト16世の誕生を現地で目の当たりにしている。キリスト形の学校で学んだようだが、率直に言ってバチカンについての深い知識は本書を読む限りあまり感じられない。

一方で、本書にも書かれているとおり日本人のバチカン理解、いや宗教に関する知識は明らかに不足しており、それは前法王の葬儀に首相はもちろん、閣僚級の参列もしなかったことに明白に現れている。

ある意味で同レヴェルの本は竹下節子氏が数年前に上梓しており、いまでも多少増補した文庫本が入手できる。一方、カトリック司祭による著書には護教的意識が強すぎて、歴史がきちんと書かれていないものもある。

そういう意味で期待して読んだのだが、やや失望した。
その原因は、ひとつには特派員として見聞した多くの事柄(それは一定の魅力があることは否定しないが)を整理し切れておらずに記述が散漫になっていること。
第二は、その評価には未確定部分はあるもののヨハネ・パウロ二世というおそらく法王史上に長く記憶されるであろう法王と、それに代わる現法王の記述を新書という小著に押し込んだため、どちらについてもやや中途半端に終わっていることがあげられる。

が、先に書いたように著者の処女作であろう。勤務先の都合で著者がバチカンをこれからも見つめ続けることは、あるいは困難かもしれない。が、たとえば英語だけでもヨハネ・パウロ二世の著書や評伝類は無数に出ている。玉石混交ともいえるし、その評価は難しい。でも、彼の葬儀にバチカンを訪れた膨大な人々の心情は否定できない。

著者には是非これを機会に研鑽を積み(巻末の参考文献はあまりにお粗末)もう一段、深い本(例えば、前法王の評伝など)を目指してほしいと思う。それは「宗教音痴」の日本人には大きな寄与となると確信する。期待を込めて☆は厳しくした。


安倍晋三と「宰相の資格」 文庫 (小学館文庫)
安倍晋三と「宰相の資格」 文庫 (小学館文庫)
山際 澄夫著
エディション: 文庫

70 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 安倍の大きな「勘違い」を助長した俗悪本, 2007/10/29
保守派の「プリンス」安倍晋三は、これ以上は考えられない「惨い辞め方」でわが日本を世界の笑いものにしてくれた。
日本人の健忘症は予想以上にひどく(それは「歴史認識」につながるというのが愚生の持論)もう、安倍内閣は「過去」の話になっているようだ。

だけど、安倍が首相の座にあった1年間に起きたこと、また彼のような人物が首相になった経緯についての「検証」は絶対に避けてはいけない問題である。
そういう書にはまだ出会っていないが、あえて本書を読んでみた。それは安倍内閣の「失敗」の大きな要素として、安倍自身が、またそれを取り巻く政治家・論客が安倍晋三という人物に関して大きな「勘違い」をしたことがあると思うから。

戦後生まれの「若い」首相とはいっても50歳を超えている。まともな人間ならば自分の「能力」について相当な自覚ができて当然の年齢である。が、この人は自らを「(肯定的な意味で)歴史に残る名宰相」になりうる存在と思ったようだ。

さて本書は、多数出た「安倍賞賛本」のひとつである。類書はたくさんあるから、また安倍がどの程度の「読書力」を持つかも知らないので安倍自身が読んだかどうかは分らない。だが、この手の本が安倍の「勘違い」の一因になったのは確かだと私は思う。

で、肝心の中身なのだが「気宇壮大にして空虚」である。吉田松陰・高杉晋作を、さらに祖父である岸信介を引き合いに出して、それらに匹敵する人物かのように安倍を持ち上げている。が、ここで展開される「歴史記述」はきわめて低レヴェルであって、ある程度に日本の近現代史を勉強した人はその独善性に苦笑するしかないものである。

この程度の本を読んで自らが「歴史に残る偉大な首相」になると確信する様を想像すると、喜劇を超えて大きな悲劇であろう。先の参院選では街頭演説で「安倍さ〜ん!」と叫ぶファンがいた。やはり国民に応じた「政治家」しか持てないという説は正しいと再確認した。
コメント コメント (2) | 固定リンク | 最新のコメント: Jul 27, 2009 2:38 PM JST


ムハンマド―預言者と政治家
ムハンマド―預言者と政治家
モンゴメリー・ワット著
エディション: 単行本
価格: ¥ 3,888

9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 内容は多分、☆5つだと思うけど・・・, 2007/9/30
Amazonで購入(詳細)
上記解説文にあるように著者の大著2冊の要約版であり、ムハンマドの生涯を辿りながらイスラムの成立とその姿を描いた本である。非常に良く書き込まれた本である。

また、要約版であっても決して初心者向けのものでない。相当に読みでのある本である。

だが、読みにくいことの極み。かなり頑張ったつもりではあるけど、途中放棄した。決して新しい本ではないがその内容はやはり一級品のようで、英語版が安く購入できたのである。で、納得した。

訳者のお一人はおそらくイースラムの専門家であろう。だが、多分極めて優秀な学生さんだったのだろうが外語大でアラビア語を専攻されたとはいえ(何しろ、無数の固有名詞が登場するから)学部を出たばかりの方に「下訳」をお任せになったのはいささか冒険が過ぎはしなかっただろうか?

冒頭の一段落を英語版と読み比べれば、もう明白。そう、"towards 600"を「600年『頃』」と訳してしまったためにムハンマドの少年時代の逸話が「時の混乱」を生んでしまったし、中東の基本的地理と文章の意味する「旅程」についての調整の難しさは英語版にはない。

先に書いたように、本書は決して「初心者向け」でない。私のごとき「初心者」がチャレンジするには基礎知識があまりにお粗末だったかとも思う。が、図や年表などに頼らずにコンパクトな文章に大著2冊のエッセンスを詰め込んだ書だけに、訳者の非力を指摘させていただくのも、それほど不当なことではなかろう。

読みたい本がたくさんなので、ちょっと休む。英語版で読むか、英和対照してみるか、まだ決めていない。

Anyway, I shall return in the near future.


サロメ (岩波文庫)
サロメ (岩波文庫)
オスカア・ワイルド著
エディション: 文庫
価格: ¥ 388

8 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 まさに「古典的」翻訳。ビアズリーの挿絵の完載が魅力, 2007/9/18
レビュー対象商品: サロメ (岩波文庫) (文庫)
作品自体については、あえて言及しない。福田恆存の翻訳は1958年のもので、そもそも旧仮名遣いを使用するなど福田らしいものである。それを踏まえれば、かなりに高水準ではあると認めるし、本作の「古典的名翻訳」と呼ぶだけの価値はあると思う。

しかし、現代の目からすると「古い!」と思わずにはいられない。特に、女性の言葉遣いは「日本語の変化」でも極めて顕著な部類である。この訳からは、サロメが十代の少女(15歳くらい?)であることが一般読者には伝わらないと思う。

著者の言うように戯曲としてより、R.シュトラウスのオペラとして有名になっていうせいもあろうけど(但し、福田の解説はいささか大げさで、劇としての上演も面白い試みがある)、改版時に訳者は既に逝去されていたことを思うと「新訳」を期待したし、今でもそれに変わりはない。

但し、従来未公開であったものも含めビアズリーの挿絵が完全収録されているのはこの岩波文庫版の大きな魅力である(これで確実に☆が1つ増)。

巻末の「解説」も上記のように多少の問題はあるけれど、文庫本のものとしては十分なものである。


ページ: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11-17