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煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア) 新書 – 2006/7

5つ星のうち 4.7 28件のカスタマーレビュー

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商品の説明

受賞歴

第2回(2006年) C★NOVELS大賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

十八諸島の世界を巡り、世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩く。それが我ら語り部の生業。冬至の夜、我らは島主の館に集い、夜を通じて話をする。それが煌夜祭―年に一度の語り部の祭。お話ししよう。夜空を焦がす煌夜祭の炎壇でも照らすことの出来ない、真の闇に隠された恐ろしい魔物の物語を…廃墟となった島主の館で、今年もまた二人だけの煌夜祭が始まった―!第2回C・NOVELS大賞受賞作。


登録情報

  • 新書: 219ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2006/07)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4125009481
  • ISBN-13: 978-4125009483
  • 発売日: 2006/07
  • 梱包サイズ: 17.2 x 11 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7 28件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 495,592位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

形式: 新書
筆力が新人離れしている。

世界観の構築も自然に、そして新人にありがちな難解な比喩も特になく、熟練の書き手かと思った。

あとがきにもあるが、筆者は17年間もデビュー出来なかったので熟練なのはあながち間違ってはいないだろうが

そのことは信じられないのと同時に、非常に残念に思った。

構成が絶妙だった。

一つ一つ語られる話も簡潔にまとまっていて良いのだが、

(個人的には「魔物の告白」が良かった)

これがただの短編集だったら大賞受賞には至らなかったと思う。

読み進めていくうちに、もしかしたらこの話は前の話と対応しているんじゃないか、繋がっているんじゃないか、

もしかしたらこの語り部は本当はこの話の登場人物なんじゃないか、など読み手に様々な推測をさせる。

そして物語は静かに収束し、終わりを迎える。

決して嫌味にならないこの作りはまさに構成の、書き手の勝利だと思う。

とにかく、数ページ読んだらページを繰る手が止まらなくなった。おすすめです。
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形式: 新書
作者の緻密なプロットが窺える短編集で、二集目を読み終わった頃には続きをせがむ子供のように、
本のページを捲る指を早めてしまいました。
また、読む方向を変えるだけで世界観ががらりと変わり、そこを狙い澄ましたような伏線に、
意外な発見をさせられ、恋の物語が一変、贖罪の物語に変わるような多様性を楽しめます。
そしてなにより、語られる言葉の温度すらも感じるような熱情が、冬至の夜を照らす薪の火の元に行き交う幻想的な光景に、
私は魅了され、煌夜祭の聴衆の一人になるのにさして時間は必要ありませんでした。

差別、貧困、格差、畏怖、迫害、冷遇……冬至の寒さは一人一人には平等ではなく、
これからの厳しい冬の暗闇に絶望すら覚えてしまう、だが声が枯れても諦めず物語を語り継ぐ語り部の生き様には、
作者の力強いメッセージがこめられており、作品への愛情を強く感じます。

良い作品に出会えたことに感謝する。そんな寒い夜はいかがでしょうか?
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形式: 新書
第二回C・NOVELS大賞「大賞」受賞作。

一見短編連作風と見せかけて、すべての物語はつながっていたんだという話。

形式としては、煌夜祭に偶然出会った二人の語り部が、互いの知っている話を交互に話していくという形になっています。けれど話していくうちに、二人の物語は微妙に重なり合うところがあって、話を聞くうちに語り部たちは互いの正体に気づきはじめる。

二人の話に共通しているのは、魔物。見た目は普通の人間だが、日の光を嫌い、冬至の夜に人を食らう。そんな魔物となってしまった人たち、魔物と出会った人の話が語られていきます。

久々に良作でした。おもしろかった!名前が少々覚えにくいのが難といえば難ですが、読んでいるうちに慣れました。

実は初めから張られていた伏線に気づいたときは驚きでした。一度ならず、二度三度と読み返してほしいです。
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形式: Kindle版 Amazonで購入
第二回C・NOVELS大賞「大賞」受賞作品

たいてい大賞とか取った小説で面白かったとか
あまりおもえたことはないんだけれど、この人は別

「そりゃこれは受賞するわ」「むしろ何で今までデビューしてなかったの」
そんな感想を持ちました

世界観も、描写の絵になるさまも
短編集と利き手語り手の組み合わせでそこがうまいことリンクしていたり

この人の書く物語なら面白いはずとその後、本が出るたび買う決めてにはなってます
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投稿者 rere 投稿日 2006/11/7
形式: 新書
短編連作のような形を取りながら、その実、

ひとつの物語を形作っているこの作品。

パズルを組んでいくような面白さがありました。

新しい作家の作品に手を出す時は賭けですが、

面白くて一気に読破しました。

文章力もキャラクターも世界観も魅力的。

ただ、世界観は少々分かりにくいですね。

特に島々の成り立ち、というか、仕組みというか。

読み進まないと世界観も分かってこない、というのは、

ちょっとどうなのかな、と思い、星をひとつ減らしました。

初めはイメージしにくかったです。

なので、読み切った後に始めに戻ると、世界の見え方が変わる。

私としてはクォルンが特に魅力的でした。

描かれなかった時期のその物語を読んでみたい、という気にさせられました。

また、本文中に挿絵がないのも良かったのではないかと。

表紙、及び、中の絵で雰囲気が分かる程度の方が、

色々と想像が広がって楽しかったです。

今後に期待したい作家です。
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