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ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書 (中公新書 (252)) 新書 – 1971/5/25

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商品の説明

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登録情報

  • 新書: 176ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (1971/5/25)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4121002520
  • ISBN-13: 978-4121002525
  • 発売日: 1971/5/25
  • 梱包サイズ: 17.2 x 10.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7 63件のカスタマーレビュー
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願わくば、我に七難八苦を与えたまえ(山中幸盛)。

逆境にあって、腐ってしまったら、明日は来ない。 他人の責めにするだけでは、解決策が出ない。 自己責任と思うことから、発送も生まれる。

波乱万丈の人生を送るって、自分でシナリオを書いてきた。 だから、越えられない問題は起きない。 魂のレベルが上がるほど、難しい課題を自らに課して生まれてくる。 神に近づく。

歴史の闇。 為政者により、葬られた真実。 こういう名著は、語り継ぐべき。
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形式: 新書 Amazonで購入
柴五郎一家は、会津での敗戦後、武士団ごと下北半島の北の外れに流された。旧領と職封を合わせると、70万石に達する大藩が、わずか3万石に減封されたのだ。当然、一家は飢餓と寒さに苦しみ、ついに、路傍の犬の肉を食べて飢えをしのがざるをえなくなる。香辛料などなく、塩味つけて煮て食うしかないのだが、臭くて食べられたもんじゃない。口に含んだだけで、飲み込めず、戻しそうになるのを、父親が叱る。
「武士の子たることを忘れしか。戦場にありて兵糧なければ、犬猫なりともこれを喰らいて戦うものぞ。(中略)ここは戦場なるぞ。会津の国辱濯ぐまでは、戦場なるぞ」
この場面は、何度読んでも泣ける。
着るものもなく、寒さをしのぐ家もなく、食べるものもろくになく、一家は死を目前にしている。その極限状況において、なお、生き続けることを父親は要求する。会津武士の魂の叫びである。

その後、西南戦争が勃発し、本当に会津の国辱を濯ぐ日がやってきたのだから、痛快である。
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投稿者 くにたち蟄居日記 VINE メンバー 投稿日 2012/10/3
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 「北京の55日」という映画関係で柴五郎という方を知り、本書があるということで読む機会を得た。感想は二点である。

 一点目。

 他のレビュアーの方も言われている通り「敗者から見た明治維新」という切り口が新鮮であった。従来の維新物にも敗者側
からのものもあったと思うが、本書のような少年の目から見たものは余り類がないのではと思う。著者のような困窮にあえいだ
少年もたくさん居たろうが、著者は超人的な努力でそこから這い上がり、立身出世するだけではなく、透徹な歴史の報告者としての能力を勝ち得たという点で稀な方であったに違いない。本書には書かれていない義和団の際の著者のエピソードの源に
本書があると考えるべきだ。

 二点目。

 本書の最後に編者が付けている著者との談義も実に興味深い。
 談義で描かれる著者の中国観は今まさに味読すべきである。「今まさに」という意味は尖閣諸島問題であり、その後の中国
での反日デモを踏まえて、ということである。
 「中国という国はけっして鉄砲だけで片付く国ではありません」と著者は昭和17年に喝破されていたという。その言葉
を現代にどう読めばよいのかは正に現代を生きる我々の課題である。勿論現在の日本が中国に鉄砲を
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内容については、出版当時のような衝撃はすでに無く、本書を読まれる以前に会津藩の苦難は周知されている事と思います。
文語体で書かれた名著ということで購入したものの、同時期に戊辰戦争を転戦した今井伸郎 1869年の 「北国戦争概略衝鉾隊
之記」で読むことのできる文章のほうが、やや粗野ではあるものの より表現が際立っているように感じました。

第二部冒頭で、「私は少年時代に戊辰戦争のため勉強する機会がありませんでした。~中略~フランス語なら不自由なく読み
書き喋れるのに、日本文が 駄目 なのです。ここに書いてある文章と文字、いずれも死後に残す自信がありません。」という
柴の語った言葉こそが、私にとっては、本書のなかでいちばん胸を絞めつけられるほど悲しい場面だったように思います。
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今まで「明治維新・戊辰戦争・西南戦争」は、教科書三行程度の知識でしか、理解出来ておりませんでした。欧米列強の圧力から日本の独立国家を守る意味で明治維新は、その役割は果たされていたものと思っていました。反面、なぜ?薩長派閥が優遇され、徳川側会津及び東北側が蔑まされるのか?立役者の1人のはずの上野に銅像見られます西郷さんが死に場所を西南戦争に求めたのかの関係が、とても解りやすく理解出来ました。ありがとうございました。柴五郎翁の、武士身分から乞食のような生活しむけられる中で、こころ挫ける事なく、ご先祖様家族・知人らに応援されながら成長され、ご先祖様に報われられた姿を読みながら、熱く、応援しておりました。江戸時代に生まれ、終戦・敗戦の年にお亡くなりになられた実在の日本人に、応援し、感謝しておりました自分がおりました。感動いたしました。ありがとうございました。
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