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ギャルとギャル男の文化人類学 (新潮新書) 新書 – 2009/10

5つ星のうち 4.5 13件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

 君たちは何者か? 一体、何をしているのか? 目的は、何だ----。渋谷に生息する「謎の部族」をフィールドワーク。
 真っ黒な肌、奇抜なメイクにド派手なファッション。ストリートにたむろし、クラブでパーティー----。日本を席巻し始めたギャル文化の象徴「イベサー」を、かつて集団のトップを務めた男がフィールドワーク。数百人のギャルの肉声から、現代の「未開の部族」の内面に迫る。「やっぱり礼儀と学歴は大事」「いかに早く遊んで落ち着くか」など、その奔放なセックス観から意外に保守的な未来像まで、彼らの素顔を大解剖。

・インカレ発チーマー経由イベサー行
・「スーパーフリー」事件の衝撃
・イベサーの組織と活動
・ギャルでも礼儀と学歴は大事
・目的は金儲けよりも目立つこと
・「逸脱とギャップ」という価値観
・ギャルたちのセックス&ドラッグ
・キャバ嬢と風俗嬢----ギャルの明暗
・リスクと問題だらけの社会観
・ストリートが社会勉強の場

内容(「BOOK」データベースより)

真っ黒な肌、奇抜なメイクにド派手なファッション。ストリートにたむろし、クラブでパーティー―。日本を席巻し始めたギャル文化の象徴「イベサー」を、かつて集団のトップを務めた男がフィールドワーク。数百人のギャルの肉声から、現代の「未開の部族」の内面に迫る。「やっぱり礼儀と学歴は大事」「いかに早く遊んで落ち着くか」など、その奔放なセックス観から意外に保守的な未来像まで、彼らの素顔を大解剖。

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登録情報

  • 新書: 223ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4106103346
  • ISBN-13: 978-4106103346
  • 発売日: 2009/10
  • 梱包サイズ: 17.6 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5 13件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

形式: 新書
本書は、「イベサー」と呼ばれる集団に属するギャルとギャル男のエスノグラ
フィーである。「文化人類学」と題されてはいるものの、内容は分析的という
よりも記述的なものなので、著者の修士論文にあるように「エスノグラフィー」
として読むほうが誤解がなくてよいだろう。

著者はかつて有名な(?)「イベサー」に所属し、代表までを務めた経験をも
っている。その経験から「イベサー」につどうギャルやギャル男の価値意識、
規範意識にまで言及していく。本書は記述的な内容を中心としており、先行
研究をあげて、ユース・カルチャー、現代若者論、逸脱研究のなかに本事例を
埋め込むようなことはしていない。
ただ、佐藤郁哉の『暴走族のエスノグラフィー』と比較をしながら読むのも
面白い。共通点としては、ある一定期間がすぎると“卒業”があるということ
だろう。ギャルやギャル男が警察に逮捕されるまでのことはせず、あくまで青
年期の「アソビ」として割り切っている。これは、佐藤が暴走族の若者を合法
的な生活領域と逸脱的領域の間を「漂流」する存在として描いたところと何ら
変わりはなく、いうならば社会によって管理された逸脱の様式の1つとみること
もできる。形態が暴走族から
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形式: 新書
渋谷センター街などにたむろする、どぎついメイクのギャルと彼女らの対をなすギャル男(お)たち。僕らは彼らを、「なんか知らんけどいつもパラパラ踊ってるだけのチャラチャラした集団」という程度に、自分の世界認識の隅っこのほうに片付けちゃいないか?本書著者は書く、通称「イベサー」と呼ばれる彼ら彼女らの中には、パラパラを踊るグループもあるがそれはほんの一部でしかない、と。このように、ステレオタイプな認識を覆すことにこそ、学問の痛快さがあることをこの本は教えてくれる。

本書はその名の通りギャルとギャル男の生態を追った文化人類学だ。彼らの運営する現行のイベサーが構築されるまでの変遷から、彼らの普段の生活、組織内での位階秩序、引退後の生活、そして彼らの行動原理となる価値観まで、それこそ文化人類学的に、多角的に彼らの「生態」を解き明かしていく。詳しくは是非本書を手に取ってみてもらいたいのだが、興味深いのはやはり、「チャラい」に代表される彼ら特有の3つの価値観。「俺からすればお前ら全員チャラいよ(笑)」といいたくなるところだが、そこには若気の至りを許容する寛大さと、いつまでも女の尻ばかり追いかけていたら他の「サー人」(イベサーのメンバー)から尊敬されないという厳しさが、奇妙にも同居しているのだ。

ユースカルチャーのフィールドワークといえば、90年代に「援交少女
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形式: 新書
自分とは違う人たちの世界を
描いた作品だったので、
動物園的に楽しめました。

それにしても、中の人じゃないと
書けないような描写が多くて楽しかったです。

見た目にだまされたらダメですね。
意外と真面目でクールな
ギャル男の世界。すごく面白かったです。
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形式: 新書
ギャルとギャル男の世界観について、本書により初めて知ることになった。
分かり易い表現やインタビューをもとに構成されており、初めて触れる読者でもスムースに読み込めるだろう。
一番印象的だったのは、文化人類的な分析はもとより筆者の最後の章に記された想いである。
”家庭や教育の現場で、「自主性が大事」「子供の多様な価値観を尊重する」という建前でもって、彼らが抱えている問題と向き合わなくなっている傾向はないだろうか”
これは胸に刺さる言葉である。ギャルやギャル男は、もしかしたら「自主性という隠れ蓑を使って子供と向き合わない」今の大人(親)世代が作り出してきたのかもしれない。
彼らをただ一方的に揶揄するのではなく、次の大人(親)世代である我々が真摯に受け止めるべき分析と学問であろう。
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投稿者 ソコツ トップ500レビュアーVINE メンバー 投稿日 2009/10/30
形式: 新書 Amazonで購入
非常に面白い新書だ。確かに「文化人類学」という看板を掲げるほど学術的な深みがあるとは言えないが、しかし特定の「民族文化」を内側から丁寧に記述し理解しようと試みた作品としては十二分に成功していると思う。「イベサー」の発生基盤を系譜学的に明らかにした後、その組織構造やメンバーシップを紹介し、そして彼・彼女らに特有の価値観や美意識や人格類型やセクシュアリティ観や闇社会とのつきあい方や将来への展望などを、その独特の語彙の使用法や際どいパフォーマンスの諸相を分析することで明らかにしていく。単に雑誌記事の分析や数えるほどのインタビューから大上段に「文化」を論じるような「研究書」がこの種のテーマを扱った著作には多いなか、本書が示す堅実なフィールドワークぶりにはとても感心する。
最後の方で著者は、この「チャラい」ストリート文化がもつ社会教育的な機能に論及しつつ、しかし他方で、この文化から発生しあるいは助長されてしまうリスクの存在にどう対処していくべきかを示唆する。この辺りは、「BLEA」というギャル向けの通信制高校&大学サポート校で同種の「族」の若者たちを教育している著者の問題意識や誠実さを感じるところだ(余談だが、この学校のHPに掲載されている「族」の姿や発言には笑ってしまった)。こうした「若者問題」に真っ向から向きあおうとする著者には、研究/教育者として今後もがんばってもらいたいものだと無責任ながらも思う。
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