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第一阿房列車 (新潮文庫) 文庫 – 2003/4/24

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商品の説明

内容紹介

「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」。借金までして一等車に乗った百けん先生、世間的な用事のない行程を「阿房列車」と名付け、弟子の「ヒマラヤ山系」を共づれとして旅に出た。珍道中のなかにも、戦後日本復興の動きと地方の良俗が描き出され、先生と「ヒマラヤ山系」の軽妙洒脱な会話が彩りを添える。読書界の話題をさらった名著を新字新かな遣いで復刊。

内容(「BOOK」データベースより)

「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」。借金までして一等車に乗った百〓@6BE1@先生、世間的な用事のない行程を「阿房列車」と名付け、弟子の「ヒマラヤ山系」を共づれとして旅に出た。珍道中のなかにも、戦後日本復興の動きと地方の良俗が描き出され、先生と「ヒマラヤ山系」の軽妙洒脱な会話が彩りを添える。読書界の話題をさらった名著を新字新かな遣いで復刊。

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登録情報

  • 文庫: 317ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/4/24)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4101356335
  • ISBN-13: 978-4101356334
  • 発売日: 2003/4/24
  • 梱包サイズ: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7 30件のカスタマーレビュー
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トップカスタマーレビュー

投稿者 jinen 投稿日 2012/5/2
形式: 文庫 Amazonで購入
宮脇作品に接するうちに、内田百'閧も読まねばだめかと思った
でも、内田百'閧サのものをよく知らなかった 夏目漱石の弟子 ドイツ語教師 芥川と友人 

第一阿房列車だいいちあぼうれっしゃかと思ったら あほう列車であった
内田の素性は、どうやら偉い人らしい 偉い人なのに借金ばかりあるのか
ヒマラヤ山系君とは一体だれ
実在の人物で、実際の出来事なのか 内田とは何をしている人なのかなど想像しながら読み続けるうちに
いつの間にやら旅の道中閑話に引き込まれてしまっていた

そのうち内田の素性を知るとともに 夏目漱石的な堅苦しさのない かといって上品すぎもしない語り口は
自然とこころに沁みいるようになっていく

むろん宮脇作品のように地歴の描写は少ないのであるが、それもまた良し 一味違う旅であろう
しかし読み終わった後に、後味よくすっかり忘れてしまっているのも確かである
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形式: 文庫
内田百閒の人間性がにじみ出た楽しい紀行随筆。当てもなく列車に乗る。ヒマラヤ山系君という弟子も魅力的。二人の掛け合いがいい味出しています。研ぎ澄まされたというより、きれいにそぎ落とされた無駄のない日本語も学習になる。出だしの文章が、すっきり切れ味がいいのがこの人の特徴でもある。短く、すっきりした文章、熟達した日本語をどうぞ。
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投稿者 ragazzo トップ500レビュアー 投稿日 2017/7/7
形式: 文庫
乗り鉄の始祖とも言える内田先生が、ひたすら鉄道に乗りまくったというお話。

正直なところ、文学に慣れ親しんでいない私にとっては文体が古めかしく感じられ、最初は読み進めるのに難儀しました。

しかし、がんばって読み続けるうちに当時(昭和20年代)の鉄道風景がおぼろげながらもイメージできるようになり、じわじわと面白さが伝わって来ました。

観光することやその土地の名物を食べることではなく、ただ鉄道に乗ることだけが目的という、鉄道に対する原理主義的な純粋さが素晴らしいです。

このレビューを書いているのは7月なので、時節柄あっちこっちの雑誌で「青春18きっぷ特集」をやっているのですが、どの雑誌も「どこそこへ行ったらコレを食べるべし!」「ココを観光するべし!」みたいな意地汚さや俗物根性丸出しの企画ばかりでうんざりしていたので、本書の「ただ鉄道に乗るだけ」という内容が非常に清々しく感じられました。

※補足
本書に収録されている「奥羽本線阿房列車 後編」で横黒線(現在の北上線)に乗って、横手駅から大荒沢駅まで行って引き返してくるというエピソード(p.267〜)があるのですが、大荒沢駅というのはその後にダム湖建設のため、近辺の集落とともに水没してしまった駅なんです。
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形式: 文庫
斬新ですね。旅行先でほとんど何もしない紀行文(一応小説だけど)というのも。
なのにこんなに面白い。こんなに書くことがある。
文章も余情たっぷりで軽妙洒脱で、それでいて無駄がなくきりりと引き締まっている。
それは沿線の風景の描写でも、意味のない空想とか聯想でも変わりません。
本当に不世出の名文家だと思います。
百閒の文章が合わない・難しい・読みにくいという人もいるかもしれませんが。
もし一度はまったら抜け出せません。麻薬です。

百閒先生は大真面目にに変なことを言います。
そして非常にわがままで、細かいことにうるさい人物です。
それでも教師時代に生徒から人気があったとか、
弟子が毎回旅についていったとか、人徳があるのは確かです。
ああこんな人間になりたい。

とにかくすべての人にお勧めです。豊かな日本語がここにあります。
内容は、非常にどうでもいいことばかりです。保証します。
独り言でいろいろ言ってますが別に読者に説教したりしないので。

百閒ワールドへいらっしゃい。
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形式: 文庫
内田百閒の随筆は栄養満点なのですが、名人芸の落語に似ています。大笑いさせられる場面でも、演じている(書いている)方は澄ました顔をしている、或いは、しかめっ面をしている。内田百閒の数ある随筆や小説の中でも「阿房列車」シリーズは最上質のものです。とくに弟子のヒマラヤ山系との会話が絶妙で、なんだか尻切れトンボのようなものが多く、百閒先生も「?」なのですが、相手はしたり顔で澄ましている。そしてその逆もあり。大体しかつめらしい理屈を(屁理屈というべきか)ならべて、普通人の意表をつく所など可笑しくて可笑しくて大好きです。関西風にいうと「ケッタイなオッサン」の頑固な屁理屈と行状記。
でも真実をついているところもあり、何より文章は絶品です。
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