一見すると簡単にさらりと読める本。
実に読みやすい本だけど、実はものすごく奥深い。
私が大好きなミヒャエル・エンデの「モモ」がちょこちょこ出てくるんですが、76日目のレターセットのところ、しびれました。
私、なかなか手紙も書けないくせにレターセットをたくさん買い込んでしまう癖があるのですが、
「そうか、あっちの時間に行きたかったんだなぁ」と納得しました。
筆者は9日目に本をチョイスされているんですが、スマホなしに23日も過ごせたなんて、すごいなってびっくりしました。
55日目にVRゴーグル、68日目にボードゲーム、71日目に土偶が選ばれてます。72日目にピックアップされた枕や、全く選ばれなかった電子レンジや鞄や財布、時計よりも大切なのかな?と言いたくなるけど、説明を読むと、なるほどなぁと思ってしまいます。
土偶は特にいらないけど(笑)、ボードゲームやVRゴーグル、そんなに楽しいものなのかなぁって思い、欲しくなりました。あの美味しそうな本格的豆板醤も……。
と、この本を読みながらも、ついつい物欲を刺激されている俗人の私ですが、
それでも、1冊を読み終える頃には、
「そうなんだよな、モノってあればあるほど幸せなんじゃなく、どれだけ幸せにうまく付き合えるかなんだよな」となんとなく悟れたような気がします。
自分の管理能力をよく考えて、今までなかなか処分できなかったものを思い切って処分しようという気になれました。
この本は、私たちがついつい買って所有してしまっているたくさんのモノが、本当に自分が必要としているものなのか?って改めて問うてみるきっかけになります。
モノにとらわれない、新しい自由な世界への招待状になるような本じゃないかなと思いました。
個人的には176ページの
“モノが少ない部屋では集中力が高まり、仕事の効率も上がった。そして何かにつけて面倒くさい、と思うことがぐんと減った。…なぜ、ものが少ないとこんなに身軽になれるんだろう。…私のだらしなさを作り出しているのは自分だし、生活の難易度を上げているのもまた、私自身だったのだ。”
が、めちゃくちゃ刺さりました。
ついつい長くなってしまいましたが、
一言で言うとオススメって感じです。
¥1,604 ¥1,604 税込
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ふやすミニマリスト 1日1つだけモノを増やす生活を100日間してわかった100のこと Kindle版
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100日間、所持品ほぼ0からはじめて「1日1つアイテムを取り出す」という決まりで生活しました。
例えるなら、無人島で暮らして人間らしさを取り戻した100日間の記録、みたいなものです。
〈ルール〉
•自宅から1日1つだけモノを取り出せる
•食料の購入はOK(調味料は毎回カウントする)
•電気・ガス・水道のライフラインは完備
•最低限必要な初期装備を設定
•期間は100日間
本書は大きく2部構成となっています。
<第1部>は、1日目から100日目まで毎日どんなものを選んだのか、またどのように感じて過ごしていたかの記録です。
<第2部>では、100日間を通して気づいた100個のことについてまとめました。
日常で当たり前のように思っていたことがくつがえされる場面もあれば、
なぜこのことに気づかずに生きていたんだろうと思うこともあり、
生まれて初めて「暮らす」ってどんなことなのか本気で考えました。
それは、ただ生き延びるということとは違うものでした。
例えば……
•冷蔵庫ってタイムマシンだった
•まだ必需品がそろっていないのに、9日目に本がほしくなった
•意外に要らなかったものは、炊飯器や財布
•洗濯機で最も重要な機能は、「汚れの洗浄」よりも「脱水」だと思った
•何もない部屋で過ごすと1時間が4時間くらいに感じる
きっかけは、映画『100日間のシンプルライフ』についてのコメント依頼をいただいたことです。
チャレンジを始めたのは2020年の夏の終わり。
新型コロナの影響で仕事はほとんどリモートに切り替わり、大好きな旅行も簡単にはできなくなっていました。
閉塞感を感じることも多い日々。
刺激を求めて外に出ていけない代わりに、関心事の矢印を家の中や自分の内面に向かわせるのもいいなと考えました。
結果的に、その直感は正しかったと思っています。
100日間のシンプルライフのチャレンジは、まさに内なる冒険といえる体験だったのです。
なかなか気軽に「ぜひ皆さんもやってみて下さい!」と言えるチャレンジではありません。
そしてこの本は、片付けの極意を伝授する本でも、ミニマリストになることを勧める本でもありませんが、
暮らしを再発見していく感覚を一緒に味わってもらえたら嬉しいです。
*******
●100日間なくてもよかったものランキング
1位 電子レンジ
2位 ハンガー
3位 炊飯器
4位 鞄
5位 財布
●手に入れて便利だったものランキング
1位 洗濯機
2位 全身シャンプー
3位 リバーシブルの服
4位 冷蔵庫
5位 電気調理鍋
●心が欲したものランキング
1位 本
2位 イヤホン
3位 土偶
4位 花瓶
5位 ボードゲーム
例えるなら、無人島で暮らして人間らしさを取り戻した100日間の記録、みたいなものです。
〈ルール〉
•自宅から1日1つだけモノを取り出せる
•食料の購入はOK(調味料は毎回カウントする)
•電気・ガス・水道のライフラインは完備
•最低限必要な初期装備を設定
•期間は100日間
本書は大きく2部構成となっています。
<第1部>は、1日目から100日目まで毎日どんなものを選んだのか、またどのように感じて過ごしていたかの記録です。
<第2部>では、100日間を通して気づいた100個のことについてまとめました。
日常で当たり前のように思っていたことがくつがえされる場面もあれば、
なぜこのことに気づかずに生きていたんだろうと思うこともあり、
生まれて初めて「暮らす」ってどんなことなのか本気で考えました。
それは、ただ生き延びるということとは違うものでした。
例えば……
•冷蔵庫ってタイムマシンだった
•まだ必需品がそろっていないのに、9日目に本がほしくなった
•意外に要らなかったものは、炊飯器や財布
•洗濯機で最も重要な機能は、「汚れの洗浄」よりも「脱水」だと思った
•何もない部屋で過ごすと1時間が4時間くらいに感じる
きっかけは、映画『100日間のシンプルライフ』についてのコメント依頼をいただいたことです。
チャレンジを始めたのは2020年の夏の終わり。
新型コロナの影響で仕事はほとんどリモートに切り替わり、大好きな旅行も簡単にはできなくなっていました。
閉塞感を感じることも多い日々。
刺激を求めて外に出ていけない代わりに、関心事の矢印を家の中や自分の内面に向かわせるのもいいなと考えました。
結果的に、その直感は正しかったと思っています。
100日間のシンプルライフのチャレンジは、まさに内なる冒険といえる体験だったのです。
なかなか気軽に「ぜひ皆さんもやってみて下さい!」と言えるチャレンジではありません。
そしてこの本は、片付けの極意を伝授する本でも、ミニマリストになることを勧める本でもありませんが、
暮らしを再発見していく感覚を一緒に味わってもらえたら嬉しいです。
*******
●100日間なくてもよかったものランキング
1位 電子レンジ
2位 ハンガー
3位 炊飯器
4位 鞄
5位 財布
●手に入れて便利だったものランキング
1位 洗濯機
2位 全身シャンプー
3位 リバーシブルの服
4位 冷蔵庫
5位 電気調理鍋
●心が欲したものランキング
1位 本
2位 イヤホン
3位 土偶
4位 花瓶
5位 ボードゲーム
- 言語日本語
- 出版社かんき出版
- 発売日2021/12/21
- ファイルサイズ9.1 MB
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商品の説明
著者について
・1988年生まれ。上智大学総合人間科学部卒。文筆家、ラジオパーソナリティ。2015年『ラジオ番組表』(三才ブックス)好きなDJランキングAM部門第1位。
・時間SFと縄文時代が好きで、読書や遺跡巡りって現実にある時間旅行では?と思い、2019年にタイムトラベル専門書店utoutoを開始。
・学生時代から映像制作を始め、ドキュメンタリー映画『タリナイ』(2018)、『keememej』(2021)のプロデューサーを務める。
・著書に『シャプラニール流 人生を変える働き方』(エスプレ)、『藤岡みなみの穴場ハンターが行く! in北海道』(北海道新聞社)がある。
・時間SFと縄文時代が好きで、読書や遺跡巡りって現実にある時間旅行では?と思い、2019年にタイムトラベル専門書店utoutoを開始。
・学生時代から映像制作を始め、ドキュメンタリー映画『タリナイ』(2018)、『keememej』(2021)のプロデューサーを務める。
・著書に『シャプラニール流 人生を変える働き方』(エスプレ)、『藤岡みなみの穴場ハンターが行く! in北海道』(北海道新聞社)がある。
登録情報
- ASIN : B09N3G7NC8
- 出版社 : かんき出版 (2021/12/21)
- 発売日 : 2021/12/21
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 9.1 MB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 233ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 135,799位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,369位家事・生活の知識 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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藤岡みなみ
1988年生まれ。文筆家・ラジオパーソナリティ・ドキュメンタリー映画プロデューサー。時間SFと縄文時代が好きで、読書や遺跡巡りって現実にあるタイムトラベルでは?と思い2019年からタイムトラベル専門書店utoutoを始める。
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カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
69グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中にエラーが発生しました。ページを再読み込みしてください。
- 2021年12月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2021年12月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入これは、すごく自分の価値観に気付ける出る本です。
「えーーーっつ!それより先にこれでしょ〜」とか、
「確かに!地味ない存在なのに、それは感動するー」など、横にいる著者にツッコミを入れながら、ゆるく対話し出来る感じが面白い。
修行僧並の環境を、ニュートラルにユーモアに表現されている表現力とペースがテンポ良く
良い意味でも、そうでない意味でも「今の時代の時間と物の価値が見える作品‼️」と言えそう。
個人的には著者自身が「こう思われたい」というイメージの中にあるキレイな生き方を、1つずつチョイスしている印象も感じた訳だけど、
実はそれ自身が著者が丁寧な向き合った上での、「正直な、自分らしい生き方」なんだとも感じた!
個人的に、本質が見えてとても好きなのは、100日目と、101日目。ページで言うと119ページあたり♪
誰もが実験出来ないチャレンジを、実際に取り組んだ人だけが語れる本物の言葉は、奥深いので必読。
- 2021年12月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入2020年にTwitterとnoteにてリアルタイムで追っていました
みなみさんの文章から感じる、心地よいチャーミングさが大好きです
本書は物や装備0のところから、1日1個ずつレベルアップする冒険の書のようなドキュメンタリーです
発売当日に本屋さんに行けそうになかったのでKindleで購入しましたが、やっぱり実物が欲しいので再び購入予定です
- 2022年1月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入すごいチャレンジをした実体験を100個の物を1日1個ずつ増やしなから、本当に必要な物は何かを解説してくれる内容。目から鱗でした。
- 2022年1月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入本は面白かったが、梱包がまずく、表紙が曲がっていて、残念だった。
- 2022年1月8日に日本でレビュー済みAmazonで購入作者の個性的な生活が余すところなく描けていて、いろいろと考えさせられる点が多い。無茶を承知でチャレンジする姿勢は共感を呼び、感動をふり撒く。誰にも真似できないスタイルと魅力的なバランスは秀逸。久しぶりに読みたくなった本であり、読んで良かったと思える一冊。
- 2021年12月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入前半はブログで拝読していたので飛ばして後半へ。著者の、物欲からミニマリストまで全てを肯定する優しさと、真摯にユーモラスに伝えようとする姿勢に共感できて一気読みしました。読み物として面白いし、深く考えるなら環境や人生観まで網羅していて為になりました。
- 2022年1月22日に日本でレビュー済み自分が持つモノ、自分が過ごす時間や生活に、改めて意志を持って向き合いたい人に最適な本。
この本『ふやすミニマリスト』は、ミニマリストの定義=「持ち物をできるだけものを減らし、最小限の物だけで暮らす人」から考えるのであれば、タイトルの時点で矛盾している。
しかし、ミニマリストがミニマリストたる目的から考えてみたらどうだろう。これは多様であっていいはずだ。読了後、著者にとっての目的は「自分と持ち物との関係を再定義するための実験」なのだと分かる。
この本では、何もない部屋の中にいる著者が、1日1つだけアイテムを増やす実験的生活を続けた100日間の記録、そこから得た生活の実感が綴られている。
アイテムを選ぶ優先順位やその用途によって、著者は(実験以前には自分の周りに溢れていた)持ち物の有り難みや怖さを再発見し、その関係性を再定義することになる。当然、誰の周りにもある生活用品ばかりなので、読者も著者と一緒になってそれらを(再)発見する。
更に面白いのは、持ち物との関係性を問い直すことが、生活していくうえでの時間・空間・文化を捉え直すことにそのまま接続されていくことだ。一例を挙げれば、
(時間)パジャマを着ると夜の始まりで、脱ぐと朝の始まり。時間を減らす道具と増やす道具がある。
(空間)靴は世界を広げる。何もない部屋はかっこいい。
(文化)1冊ずつ読むと本にもっと集中できる。
といったように、とある持ち物が目の前にあることで(又はないことで)得られる生活の実感が、一つ一つ細やかに記されている。
私は常々、自分の限りある時間・体力・関係性・お金などの行き先を、できる限り自分の責任で決めて振り向けたいと思っている。そうすることで世界には愛すべきものが増えるし、自分の納得感も高いからだ。
しかし今回この本を読んで、生活の中で明確な意志を持たずにモノを買い、使い、所持し続けていることの多さに気付かされた。
無闇矢鱈にモノを減らせと言わず、モノとそれが形作る生活との向き合い方を考え直すことができた良本。