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ひよこでもわかる反出生主義入門 ひよこでもわかるシリーズ Kindle版

5つ星のうち3.5 30個の評価

近年反出生主義(アンチナタリズム)がブームである。2017年には反出生主義思想の哲学者・生命倫理学者として有名なデイヴィッド・ベネターの邦訳が出版され、2019年に『現代思想』が特集を組んでいる。2020年には森岡正博が『生まれてこないほうが良かったのか?』で反出生主義を広範に分析し、その超克を目指した。2021年にも多くの論文や書籍が執筆され、筆者も「アニメ『ミュウツーの逆襲』と反出生主義」や『アニメで学ぶ生命倫理』で反出生主義と向き合ってきた。しかし反出生主義には共通の定義もなく入門書となるべき本も少ない。そこで本書では色々な反出生主義の定義についておいしいところだけを抜き出して初学者の方に提供したいと思う。それと同時に筆者の思い描く「反出生主義」の定義についても言及する。

著者略歴

水島 淳
 1991年生まれ。大正大学大学院文学研究科修了(文学修士)。小説、論文、学術書からエッセイまで幅広く執筆活動を行う文筆家。学術的専門は生命倫理学、宗教学。脳死・臓器移植の研究を専門としていたが、現在は反出生主義研究会を主宰し、反出生主義の研究を専門に行っている。最近の論文としては「アニメ『ミュウツーの逆襲』と反出生主義 ― 「いるからいる」という誕生肯定との狭間で」があり、電子書籍に関しては『アニメで学ぶ生命倫理――クローン、デザイナーベビー、反出生主義――』、『猫の恩返しと泣きたい私は猫を被る~現代の通過儀礼を考える~』などがある。
※お仕事の依頼などはリサーチマップ記載のメールアドレスからお願いいたします。
https://researchmap.jp/j_mizushima

水嶋 ひな
 年齢不詳のフリーライター兼フリーイラストレイター。現在は水島とタッグを組み、その電子書籍のイラストを担当している。主なイラストを担当した電子書籍として『貧困家庭の僕が大学院までいった話: 母子家庭、いじめ、引きこもり、睡眠障害を乗り越えて』などがある。
※お仕事の依頼は下記Twitterからお願いいたします
 https://twitter.com/hina_mizushima

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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B09D7B5SRJ
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/8/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 887 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 19ページ
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち3.5 30個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2021年9月18日に日本でレビュー済み
    機会があって本書を読み、反出生主義という言葉を初めて知りました。
    この本を読んで何が解決するわけはではありませんが、「知る」という事は人間の気持ちや感情に変化を与えるものだと気付きました。

    第一章~第四章にかけて、ギリシア型やインド型、西洋近代哲学、現代インターネット社会、様々な考え方を知る事が出来ます。

    私は以前に結婚を前提に付き合っていた人がいましたが、お互いのすれ違いが原因で昨年に別れました。
    別れてから一年が経ちますが、まだ当時付き合っていた事を思い出して日々辛い気持ちから逃れられません。
    こんな思いをするならなぜあの時こうできなかったのか?
    なぜあの時、なぜあの時・・・の繰り返し。

    恋愛だけでなく、仕事・人間関係・お金など人間の悩みはなくなりません。
    それは今も昔も変わらない事だと思います。

    私の解釈になりますが、反出生主義とは「苦しまない為の考え方」だと感じました。

    この本を読んだ中で今の私に響いた箇所が2箇所あり、一つ目はインド型反出生主義・釈迦の思想にある

    「愛情(愛着)さえも苦しみである。愛する人に会わないと苦しいし、愛してない人と会うのも苦しい。ではどうすればよいか。愛するものを作らなければよいのだ。」

    これに深く頷いている自分。
    こんな思いをするなら好きにならなければ良かったとか、最初から出会わなければ良かった。
    でもこんな風に思う事自体がいけない事なのかとか考えてしまう。
    せっかく出会って素敵な思い出もたくさんあるのに、辛い・苦しいがどうしても先行してしまうのです。

    二つ目はショーペンハウアーの「無関心」と「無意志」。
    人は期待をするから裏切られ、求めるから苦しくなると昔から思っていました。
    最初から期待をせず、相手に求めなければ辛い思いをする事は無いのです。

    こういう風に書くと、感情が無いただ不愛想な奴と思われそうですが、そうではなくて相手に対して求めなければ、無意味に怒ったりする事もなくなると思っています。

    例えば保育園や幼稚園の子達を相手に本気で何かを期待したり求めたりする事がないように、どんな立場(仕事上や友人、恋人など)であっても相手に期待をし望むことをしなければ幾分か楽になると思っています。

    私だけでなく、多くの人が苦しみを抱えながら生きています。
    今回この本を読んで思った事は、自分と似たような苦しみや辛さを昔の偉人達も同じように思っていたんだなあって事。
    今の自分の苦しさを誰かに共感されているわけでもないのに、「自分と同じような悩みを持っている人がいる」って事を感じられただけで、気持ちが少し楽になっていく感じです。

    改めて知らない事を「知る」という事は面白い。
    9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年5月15日に日本でレビュー済み
    タイトルの通り。
    原典にあたらずwikipediaやネットのこたつ記事レベルの文章をただまとめているだけ。
    おそらく著者はHuman PredicamentやBetter Never to Have Beenなど反出生主義関係の基本著作すら理解していないか、未読だと思われます(本書には快苦の非対称性の四象限図式すら登場しません)。
    また現代応用倫理学の文脈における議論(MetzやShiffrin,Weinbergなど)も一切言及されていません。

    本当に反出生主義に興味のある方は森岡『生まれてこない方が良かったのか』や現代思想2019年11月号などを読んだほうが良いと思います。
    7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年9月30日に日本でレビュー済み
    最近話題の反出生主義がなんであるのか、現代からギリシア哲学にまでさかのぼって解説してくれている本です。普通の専門書のように言葉の定義を歴史的に緻密に追ったり、ベネターが論争したようにちょっとした論理学になったりはしていません。タイトルの通り、普段本を読まないような人たちでもわかるように書いてくれています。
    反出生主義というパンチがありすぎるワードにひかれて一度は読んでみてもいいのではないでしょうか。出勤するときなど、30分もあれば読めますよ
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2023年4月24日に日本でレビュー済み
    大学生レベルの小論文をそのまま書籍化しただけでは。だとしても私の在学している某大学では不合格レベルだろう。その理由は、挙げている学者の著書を読んでいないことがわかり、その辺に落ちているwikipediaなどの情報と同等であることにある。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年9月19日に日本でレビュー済み
    哲学を勉強されている大学生には、理解しやすい内容になっています。逆に、私みたいに哲学を勉強していない人には、理解しにくい内容にはなっています。私みたいなヒヨコには、とても興味深く読むことができました。「反出生主義ってなに?」と思いましたが、その哲学について考えさせられました。項目ずつ理解しやすい内容になっており反出生主義の流れについて理解することができました。基本的に出生主義が多数をしめるなか、反出生主義が派生したのかと感じることが沢山ありました。なぜ、反出生主義が生まれたのか、その哲学者の理念について詳しく書かれていました。人は誰でも、「生殖する意味は?」と考えた時に、増やす行為について考えます。また、子孫を増やさなければならないと刷り込まれた人類について考えさせられました。現代社会における反出生主義の影響について、歴史から見る哲学者の理念や宗教の違いについても勉強になりました。さらに、水島先生の著書を読みたくなる一冊であると思いました。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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