400ページ近くある書籍なので、読むには一苦労だ。
序文を書いた白取晴彦氏は言う、哲学の本の殆どは超退屈だ。残りは知識をひけらかす目的で書かれていると。
しかし、0.1%が良質な本であり、この本がそれだと言う。
さて、哲学を学ぶと、受け売りでない、自分で考える習慣をつけることができると言う。
多くの人は、何か起きるたびに付和雷同し、自分の考えがない、ふらふらした行動をしがちだが、それを避けることができると言う。
それは良さそうだ。だが、変な人、意固地な人、突飛な考えをする人に思われないだろうか。
それぞれの章は比較的短く、さらに副題をつけてあるので、確かに15分もあれば読んでいける気がする。ただし、考えを咀嚼しながらよむと時間はかかるかも知れないのだが。
設問毎に過去の大哲学者の考え方を、様々な事例で教えてくれる。また、偉い方々の発言をマンガみたいな枠に入れて引用していて、ここを読むだけでも面白い。
章立てを見てみよう。どんな内容かを簡単に書いてみるが、それだけでもないだろうし、読みが浅いかも知れないので、実際に読むしかないのだが。
森の中で倒れた木は存在するか: これは観察していないときにはそんな木はないかも知れないということを考えることだ。厳密に考えると言うことです。物理学でのシュレジンガーの猫見たい話。
あなたは何を知っているのか: 人間の概念は元からあるのか、それとも経験によって得るのか。
世界は分類でできている: 世界を言葉によって識別しているのだが、言葉による分類は足りているのか足りてないのか。
コーヒーにするか紅茶にするか:自由意志はあるのか。
機械の中の幽霊: 攻殻機動隊でのゴーストに似ているみたいですね。
「魔女」を火あぶりにすべきか: 良い悪いは時代毎に変わるということ。
新しいiPhoneはあなたを幸せにするか: 幸せとは何かを考える
人類はAIを恐れるべきか: ロボットは反乱するかとか、アシモフのロボット3原則とか。
などなど。
20章もあって、世界をどう見るかの事例が豊富で、この本だけでもかなり教養が付く気がする。こういう本を一度でも読んでおくことは滋養になると思う。雑誌、新聞をいくら読んでも中々身に付かない思考方法、哲学だから。いい本です。
- フォーマット: Kindle版
- ファイルサイズ: 32853 KB
- 推定ページ数: 294 ページ
- 出版社: 文響社 (2018/3/30)
- 販売: Amazon Services International, Inc.
- 言語: 日本語
- ASIN: B07BTBQYXK
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能):
有効
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- カスタマーレビュー: 32件のカスタマーレビュー
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