台湾に行ったことを機会に、ふと目にした雑誌でこの監督のことが書かれていました。
気になって見始めて、特に何か特別なことがたくさん起こる訳でもないが、少しずつこの当時の社会情勢や若者達のおかれている複雑な事情が描かれている。主人公のアワンは口数少ないが、それでいて素朴で心優しい青年。1960年代、台湾だけでなく世界中にいた、そんな青年の心情が丁寧に描かれています。そして唐突に訪れる別れ。ついつい台北という大都市のみで台湾をみてしまうけれども、台湾の農村部にある青春の中にも、僕らと同じもどかしさや生きづらさが共通してあることを感じさせてくれる作品です。所々に現れる音楽も静かに物語を引き立てています。




















